チャンピオンズC(2017年)に出走する「前走JBC」組の7頭についてズバっ!と解説ーー展望

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ダートの国際GⅠ競争「チャンピオンズC」は12月3日(日)、中京競馬場1800mを舞台に行われます。アウォーディーやサウンドトゥルー、コパノリッキーなど多数のGⅠ馬に加え、テイエムジンソクやロンドンタウンなどの上り馬も出走し、豪華なメンバーが顔を揃えました。

今年の出走馬のほとんどは、ステップレースのみやこS(GⅢ・京都ダート1800m)と武蔵野S(GⅢ・東京ダート1600m)、そしてJBC(クラシック&スプリント)からここへ臨みます。

今回の記事では、上位の人気に推される前走JBC組をドーンと解説します。それでは、張り切ってレッツラゴー!

 

JBC(クラシック&スプリント)からの出走は7頭

前走JBC(クラシック&スプリント)を走り、チャンピオンズCに臨む馬は7頭。

アウォーディー 7歳牡馬

アポロケンタッキー 5歳牡馬

グレンツェント 4歳牡馬

ケイティブレイブ 4歳牡馬

コパノリッキー 7歳牡馬

サウンドトゥルー 7歳騸馬

ミツバ 5歳牡馬

(50音順)

今年の中距離ダート路線を引っ張った実力馬がズラリと並びます。コパノリッキーは2000mのクラシックではなく、1200mのスプリントからの臨戦過程となるので注意が必要です。まずは、JBCクラシックとスプリントをふり返ります。

 

JBCクラシック&スプリント

2017年のJBC(ジャパン・ブリーダーズ・カップ)は大井競馬場を舞台に行われました。

 

JBCクラシック 大井ダート2000m

レースはJRAのオールブラッシュが逃げる展開となり、前後半の1000mが62.1 - 62.4(2分04秒5)の平均ペース。3〜4コーナーで緩んだところをミツバ、ケイティブレイブが外から押し上げ、人気のアウォーディーは好位のインで我慢する形になりました。

いつも通りの中団・後方待機となったサウンドトゥルーも4コーナー手前から外目を押し上げて行き、直線へ向きます。アウォーディーが内で伸びあぐね、ミツバとケイティブレイブが叩き合うところを外からサウンドトゥルーが差し切っての1着。

1人気のアウォーディーは3着ミツバからも2馬身離された4着。ビュンとしなやかにキレる馬ではないので、外からスムーズに捲り上げるような競馬にならないと脆さが出てしまいます。

✳︎武豊騎手はアウォーディーを外に誘導しようとタイミングを計っていましたが、直線に向くまでインに閉じ込められたままでした。

2人気のアポロケンタッキーは向正面から内田博幸騎手が激しく手綱を動かしての追走となり、8着と大敗。道中でこれほど手応えが悪くなるのは、走るための体調が整っていなかったのか、気性的な難しさが出たのか……少なくとも能力を出し切ってはいません。

 

JBCスプリント 大井ダート1200m

古豪コパノリッキーはGⅠ11勝を目指し、クラシックではなくスプリントに出走しました。スタートで出負けをしたのが功を奏し、揉まれることなく外目をスムーズに押し上げ、直線で一旦先頭に立つシーンも。ただ、ラストはさすがにスタートで後手を踏んだロスが響き、ニシケンモノノフとブルドッグボスに差されての3着。

1200mがベストの距離とは言えず、JBCスプリントはペースが速くならなかったのもコパノリッキーにとって大きなプラスでした。このレースを観ても、馬群のバラけやすい交流重賞ではまだまだ力を発揮できます。

 

アウォーディー 7歳牡馬

父:ジャングルポケット

母:ヘヴンリーロマンス(母父:サンデーサイレンス)

厩舎:松永幹夫(栗東)

騎手:武豊

5歳秋にオークランドRCT(1600万下・阪神ダート1800m)を快勝し、芝からダート路線へと転向。その後は2016年のJBCクラシック(JpnⅠ・川崎ダート2100m)まで6連勝を飾り、中距離ダート路線の主役の座に就きました。

中央GⅠ初制覇を目指した昨年のチャンピオンズCは手応え十分に直線で抜け出したものの、後方から鋭く脚を伸ばしたサウンドトゥルーに差し切られての2着。この敗戦から前走のJBCクラシックまで、勝利からは見放されています。

 

血統

父ジャングルポケットと母ヘヴンリーロマンスともに東京競馬場の芝GⅠを勝っており、アウォーディーも目黒記念(GⅡ・東京芝2500m)4着と芝で好走した実績をもっています。地方交流重賞を6勝した半姉アムールブリエ(父Smart Strike)、アメリカのクラシック3冠を完走した半弟ラニ(父Tapit)と姉弟からはダート巧者が続々と出ています。

母ヘヴンリーロマンスはどのような種牡馬を配してもパワー型の仔を産む名繁殖牝馬で、これは母系にSadler's Wells×Ribotと重厚な血が入るからでしょう。英愛のリーディングサイアーに14回輝いたSadler's Wellsは、速い時計の出る日本の芝への適性はありませんが、そのパワーとスタミナは子孫へと脈々と受け継がれています。

アウォーディーもパワー型で速い脚に欠けるタイプ。ダートが合っているというよりも、パワーとスタミナを求められる持続戦のレースで強さを発揮する馬です。ダートに替わっても「キレ」る脚はないので、パワーでゴリゴリと押し切るレースが理想です。

 

チャンピオンズCに向けて

チャンピオンズCは昨年2着と好走したコースですし、ここが今秋2走目となることから体調面に大きな不安はありません。ここ1年間は勝ち星から遠ざかっているものの、大きな力の衰えがあるわけではなく、スムーズに外目を押し上げる競馬ができるようならチャンスも十分です。

今回は6枠と外目の枠に入り、この馬よりも外目に入った先行馬はテイエムジンソクくらいですから、スタートが決まれば好位〜中団の外目のポジションを取れる組み合わせとなりました。外から捲り気味に押し上げるには絶好枠で、距離ロスを承知で3〜4コーナーから動くレースとなるでしょう。

アウォーディーは「気の悪さ=抜け出すとソラを使う」などの不安を抱えていると言え、ここは積極的を期待したいところです。馬券圏内に入れるかは別として、大敗は考えにくい1頭です。

 

アポロケンタッキー 5歳牡馬

父:Langfuhr

母:Dixiana Delight(母父:Gone West)

厩舎:山内研二(栗東)

騎手:内田博幸

4歳時にダートのOP特別を連勝するなど着実に力をつけ、昨年のみやこS(GⅢ・京都ダート1800m)で重賞初制覇。その勢いに乗って臨んだ昨年のチャンピオンズCでも5着と好走すると、続く東京大賞典はアウォーディーを破る大金星を上げました。

前走は8着と大きく崩れたものの、その他の地方交流重賞ではしっかりと走れており、まだまだ大きな力の衰えがあるとは考えられません。ここでGⅠ2勝目となるのかに注目です。

 

血統

父Jangfuhr(Danzig直仔)も母父Gone West(Mr. Prospector直仔)もマイラーながら、アポロケンタッキーは2000m以上のダート戦が(5 - 1 - 1 - 4)の中距離馬に出ました。この父と母父をひっくり返したような配合が、今春のNHKマイルCを2着と好走した3歳牝馬のリエノテソーロです。

リエノはアポロよりもMr. ProspectorやNorthern Dancerのクロスがうるさい分だけ、早熟性とスピード色が強く出ています。この3歳牝馬が2歳時に交流重賞を連勝したのも納得です。強いクロスをもたないアポロケンタッキーは母系にパワーとスタミナの血が多く入るため、中距離馬としての資質が発現していると考えられます。

 

チャンピオンズCに向けて

アウォーディーを破った昨年の東京大賞典は、前後半の1000mが64.8 - 61.0と「超」のつくスローペース。アポロケンタッキーは他馬を出し抜くように4コーナー手前でスパートし、直線入口で先頭に立つ積極的な競馬。持続戦にも瞬発力戦にも強いものの、前半で追走に脚を使うようなペースは不向きです。

前走のJBCクラシックは前半から淀みなく流れたため、この馬にとってはやや苦しい流れ。ただ、それ以上に体調面や精神面で崩れた可能性が高く、チャンピオンズCでもスムーズなレースができれば巻き返しも。コースや距離に不安はないため、前走からの立て直しができているのかが鍵となります。

 

グレンツェント 4歳牡馬

父:ネオユニヴァース

母:ボシンシェ(母父:Kingmambo)

厩舎:加藤征弘(栗東)

騎手:H・ボウマン

出世レースとして有名な3歳限定のダート重賞レパードS(GⅢ・新潟ダート1800m)を快勝し、この世代のダート路線のトップレベルへと登り詰めました。その後も古馬相手のオープン競走で好走を続け、年明け初戦となった東海S(GⅡ・中京ダート1800m)は古馬を撃破しての2つ目の重賞をゲット。

前走のJBCクラシックは鞍上の森泰斗騎手が好位のインからスムーズに直線へと誘導し、ロスのない競馬をしたものの上位3頭とは離された5着。しっかりと力を出して切っての敗戦だけに、今走に向けてさらに上積みがあるのかが注目です。

 

血統

父ネオユニヴァースの産駒は芝・ダートともに重賞レースを制しています。代表産駒には小回り中山のGⅠを2勝したヴィクトワールピサがおり、パワーに優れコーナーを器用に捲れるのが大きな特長です。

母ボシンシェからは目立った活躍馬が出ていないものの、Kingmambo×Irish Riverと名血が重ねれています。グレンツェントは母系に引く欧州的なパワー×ネオユニヴァースの血統通り、小回りをズドンと捲る馬に出ました。また、母系の奥に気難しいWild Riskが入り、ズムーズな競馬ができるかもポイントになるでしょう。

 

チャンピオンズC

中京ダート1800mは重賞を制したコース。また、レパードSやユニコーンSなど左回りで好走しているように、前走から「回り」が替わるのはプラスになるでしょう。本質的には小回りをズドンと捲りたい馬で、直線の長い中京コースはマイナス。ただ、器用な脚があるので、有力馬が外から捲り合う展開になったときに、「インからスルスル……」ができれば好走も……。

不利もなくスムーズに立ち回れた前走を観ても、上位勢とはほんの少しだけ力差を感じさせるので、いかにロスなく乗れるかがポイント。できればスローからの捲り合戦が理想で、前半からペースが流れると苦しくなります。後はシュヴァルグランでジャパンカップを制したボウマン騎手の手腕にも期待したいですね。

 

ケイティブレイブ 4歳牡馬

父:アドマイヤマックス

母:ケイティローレル(母父:サクラローレル)

厩舎:目野哲也(栗東)

騎手:福永祐一

ケイティブレイブはJpnⅠジャパンダートダービー(大井2000m)でゴールドドリームに先着する2着、レパードSもグレンツェントの2着に入り、4歳世代トップクラスの実力馬です。

今年は帝王賞で嬉しいGⅠ初制覇。出遅れ+後方から追い上げる競馬となったにもかかわらず、直線で鋭く差し切った走りは「逃げ・先行」スタイルからのモデルチェンジを示すものでした。

小回りコースの交流重賞を4勝しているように、粘り強い先行力もこの馬の大きな武器。ストライドが大きいので、本質的には小回りよりも直線の長いコースがベター。中京ダート1800mはケイティブレイブにとっては願ってもない舞台です。

 

血統

父アドマイヤマックスはスプリントGⅠ高松宮記念を勝ったマイラー。ケイティブレイブはこの父よりも母父サクラローレルと母系に入るBe My Guestからスタミナとパワーを受け継いでいます。この馬の胴の長さもここかに由来しているのでしょう。

父マイラー×母父中朝距離馬の配合で、母系のパワーとスタミナで先行して粘り込む競馬も、父のスピードを活かして差す競馬もできるオールラウンダー。

 

チャンピオンズCに向けて

最内枠に入った今走はスタートで後手を踏まなければ、前々の好位につけられる組み合わせ。イヤなのは先行馬のテイエムジンソクが内に切れ込んだときに、スっと外へと進路を取れるのかどうか……。道中で外目の2、3番手を確保できるのなら、テイエムを目標にして抜け出しやすいレースです。

サウンドトゥルーやアウォーディーなどこの馬よりも後ろに構える馬に強敵が多いため、福永騎手が「どのタイミング」で仕掛けるのかはポイント。交流重賞の帝王賞は実質的にJRA勢の競馬ですから、馬群がバラけたのもストライドの大きいケイティブレイブにとってはプラスでした。ここではそれができないだけに……。

理想は外目の2、3番手から後ろの動きに併せてストライドを伸ばすレースで、3〜4コーナーのキツい中京競馬場であれば、前走で敗れたサウンドトゥルーを逆転できる可能性も十分です。この枠で福永騎手がどのようなレースを組み立てるのかに注目しましょう。

 

コパノリッキー 7歳牡馬

父:ゴールドアリュール

母:コパノニキータ(母父:ティンバーカントリー)

厩舎:村山明(栗東)

騎手:田辺裕信

2014、2015年のフェブラリーS(GⅠ・東京ダート1600m)を連覇するなどGⅠ10勝の古豪。ここ3走はかしわ記念(JpnⅠ)1着→マイルCS南部杯(JpnⅠ)1着→JBSスプリント(JpnⅠ)2着とまだ大きな力の衰えがないのは、もう本当に頭が下がりますね。

父ゴールドアリュール揉まれ弱いVaguely Nobleの血を引き、その産駒は多かれ少なかれ外から被されるのをイヤがります。コパノリッキーもその気性を受け継いでおり、逃げ・差しと前後のポジションはこだわらないものの、「外目」をスムーズに走れるのかが最大のポイント。

 

血統

ゴールドアリュールの代表産駒コパノリッキーとエスポワールシチーはともに母系にRobertoとMr. Prospectorを引きます。これらによって、Robertoから小回り向きの機動力とパワーを、Mr. Prospectorからしなやかさを受け継ぐことで、コース不問の強さを手に入れました。

母コパノニキータは芝・ダートGⅠ馬アドマイヤドンと同じティンバーカントリー×トニービンという配合で、息子リッキーがフェブラリーステークスを連覇したのは、この重厚なストライドがオンになっているからでしょう。

 

チャンピオンズCに向けて

まさかの最内枠に入り、揉まれ弱いコパノリッキーとしては、思い切ってハナに立つか後方から追い込むかの2択となりました。すぐ隣にケイティブレイブがいるのもマイナスで、スタートで少しでもミスをすれば、馬群に揉まれて終了のシーンも……。

ただ、ここは逃げ・先行馬が少ない組み合わせでもあり、田辺騎手が思い切ってハナを取りきる可能性も十分です。ただ、4コーナー手前から捲りたいテイエムジンソクがいるので、逃げて好走するにはアイディアが求められます。

前走、スプリント戦を使ったことから、スタートのタイミングが合えば逃げられるはずで、田辺騎手の手腕にも注目したいところです。「一か八かの競馬をする」には、腹をくくれる枠に入ったのは確かと言えますね。

 

サウンドトゥルー 7歳騸馬

父:フレンチデピュティ

母:キョウエイトゥルース(母父:フジキセキ)

厩舎:高木登(美浦)

騎手:大野拓弥

全44戦中、掲示板を外したのはわずかに5回という安定感抜群の実力馬。1600〜2100mまでの距離をこなし、2015年の東京大賞典、2016年チャンピオンズC、2017年のJBCクラシックと3年連続でGⅠ勝ちを上げています。

4走前のフェブラリーSは苦手な芝スタートでリズムに乗ることができずに8着と敗退しましたが、その後の3戦はしっかりと好走。前走のJBCクラシックは強敵相手に素晴らしい差し切り勝ちを上げ、好ムードでチャンピオンズCに臨みます。

 

血統

フレンチデピュティ×フジキセキの配合はフェブラリーSなどダートGⅠを7勝したカネヒキリを筆頭に、活躍馬が多く出る好相性の組み合わせです。サウンドトゥルーもカネヒキリと同じように、フレンチデピュティの父Deputy Ministerのパワーとフジキセキのしなやかさが表現されたストライドで走り、直線の長いコースがベスト。

カネヒキリも屈腱炎による1年半の長期休養を挟みながらも7歳まで息長く活躍したことからも、サウンドトゥルーもまだまだ一線級で好走できるでしょう。

 

チャンピオンズCに向けて

中団〜後方から末脚を伸ばすサウンドトゥルーにとって、包まれる心配の少ない外枠は歓迎材料です。ダート・スタートのコースだとコンスタントに力を発揮できる馬なので、昨年のチャンピオンズCのように自身に適した流れになるなら鋭い脚を使えます。

自分から動いてレースを作ることができないため、どうしても展開待ちになってしまいますが、いつでもきっちりと馬券圏内には入ってくる馬。ここはテイエムジンソク、アウォーディー、ケイティブレイブと早目に動く馬が揃ったので、後は直線で馬群をさばけるかどうか……ですね。

 

ミツバ 5歳牡馬

父:カネヒキリ

母:セントクリスマス(母父:コマンダーインチーフ)

厩舎:加用正(栗東)

騎手:松山弘平

昨秋のOPブラジルCは横山典弘騎手を背に「大逃げ」を打ち、アポロケンタッキーやラニなどの強敵を相手に勝ち星を上げました。3走前のマーキュリーC(JpnⅢ・盛岡ダート2000m)で交流重賞を初制覇。

前走のJBCクラシックは馬群に揉まれることなく外目をスムーズに追走すると、ゴール前までサウンドトゥルーやケイティブレイブと叩き合う3着。気性の悪さが出なければ、ダートの一線級相手でも好走できることを示しました。

 

血統

ミツバの父カネヒキリは、JRAと地方交流を合わせてダートGⅠ7勝の実績をもつ名競走馬。種牡馬としては2014年に初年度産駒がデビューしています。ロンドンタウンが今夏のエルムS(GⅢ・札幌ダート1700m)で産駒としての初重賞制覇を飾り、ダート路線でますます目の離せない種牡馬です。

カネヒキリ自身は5代アウトブリードの配合のため、母の特徴を引き出しやすい種牡馬。ミツバの母セントクリスマスはNorthern DancerとRaise a Native4×4のクロスをもつため、カネヒキリとは好相性と言えるでしょう。

祖母ゴールデンジャックの父アフリートは馬群をイヤがる気性を伝え、ミツバが「逃げ」や「追い込み」と極端なレースで好走するのは、この血の影響によるものです。とにかく外目からスムーズなレースができるのかが好走のポイント。

 

チャンピオンズCに向けて

前走のJBCクラシックは地方交流重賞ということもあり、馬群がバラけやすいレースでした。今回は中央馬が揃うフルゲートの1戦となるため、スムーズなレースができるのかは不安が残ります。さらに、内の2枠に入ってしまったため、レースの組み立ても難しくなりましたね。

GⅠ馬のアポロケンタッキーを東京コースで撃破し、前走はアウォーディーに先着しているように、スムーズに力を発揮すれば力は大きく見劣ることのない1頭。ただ、能力を発揮するには揉まれずにスムーズな競馬が絶対条件だけに……。噛み合えば高いポテンシャルを引き出せるので、「あっ!」と驚く好走も……。

 

まとめ

JBC組の7頭をザックリと解説しました。この路線から上位人気に推される馬たちもいるため、馬券検討の参考になれば幸いです。

それにしても豪華なメンバーが揃った今年のチャンピオンズCは、どの馬が勝ち名乗りを上げるのでしょうか?

 

以上、お読みいただきありがとうございました。