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安達太良S、信夫山特別、郡山特別ーー福島の特別3レースをドーンと予想('17年)

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7月15日(土)、16日(日)の福島競馬場は開催3週目を迎えます。開幕週から芝はやや時計の速いコンディションでレースが行われた福島競馬場。今週も雨の影響を受けないことからこれまでの馬場の傾向はそのままの可能性が高いと言えます。

今回の記事では、15日(土)に福島競馬場で行われる安達太良S、信夫山特別、郡山特別の特別3レースをドーンと予想します。

 

芝は時計が速い+パワーも必要

7月9日(日)の500万下織姫賞を降級馬のコパノマリーンが1分58秒8の好タイムで逃げ切ったように、福島競馬場の芝は速い時計の出るコンディション。でも、パワーがちょいちょい要る馬場なことも確かで、時計勝負もOKなパワー型を狙いたいですね。

7月15日(土)福島・中京・函館の馬場(芝)コンディション考察 - ずんどば競馬

 

戸崎圭太騎手が無双状態

7月1日(土)に開幕した夏の福島開催は戸崎圭太騎手が「無双状態」になっています。ここまで福島で3日、中京で1日騎乗していますが、その成績は以下の通りです。

 

福島(13 - 3 - 2 - 6)

中京(0 - 1 - 1 - 8)

 

福島の勝率は0.542、連対率が0.667、3着内率が0.750と手がつけられない好成績。3場所開催のため有力騎手がそれぞれ散らばっているとは言えこれほどとは……福島は騎手ゲームになりつつあるので、戸崎騎手の名前を見かけたらケアをしておかないといけませんね。

 

11R 安達太良S 3歳以上1600万下 ダート1700m

OP仁川Sでグレイトパールの2着と好走したコスモカナディアンと前走で1000万下をサクっと勝ち上がって再昇級となるクイーンズサターンが上位の人気を集めるメンバー構成。戸崎騎手は2番人気が想定されるクイーンズサターンに騎乗。

1600万下クラスだと、まだ3歳馬が走ることはないので基本的には古馬同士の対戦となります。一長一短なメンバーだけにまずは展開面から考えてみましょう。

 

レース展開

最内枠に入ったアドマイヤシャイと芝→ダートへ転向して砂をかぶりたくないキングストーン、前走2番手から早目先頭で押し切ったトゥルーウインドの逃げ争い。

前走は大外枠から出して行ったもののハナを取り切れなかったアドマイヤシャイが最内枠に入ったことで、この馬が強引に主導権をにぎる展開になりそうです。キングストーンとトゥルーウインドは砂をかぶらなければ力を発揮できるので、控えて2、3番手の競馬を選択すると想定します。

人気のコスモカナディアン、クイーンズサターンは早い段階で外目にもち出していつでも前へ取り付ける位置をキープ。もう1頭の人気馬エネスクも基本的には砂をかぶりたくないので、キングストーンとトゥルーウインドを先に出すのか、それとも2番手をキープするために脚を使って位置を取りに行くのか……この馬がどちらの選択をするのかがレース展開の鍵をにぎります。

 

◎アドマイヤシャイ 5歳牝馬

これまで京都・阪神・小倉と西でしか走っていなかった牝馬が意欲の関東遠征。牡馬相手の1600万下であっても「逃げ」れさえすれば好戦できる馬で、最内枠を引いたここは「何が何でもハナ」を主張する立場になりました。最内枠だった3走前の伊丹Sは、マリーンSを圧勝したテイエムジンソクに負けじと出ムチを入れてハナに立ち、勝ったナムラアラシとは0.5秒差の7着。その時の走りができれば小回りコースを利してこのメンバー相手でも……。

丸田騎手が他の馬に捲らせないようなペースで逃げることを期待しての◎の印。叩き2戦目で状態はアップしているでしょうし、長距離輸送を克服すればチャンスも十分に。

 

◯クインズサターン 4歳牡馬

戸崎騎手を◯の印でケアします。3分の2の確率で連対するのでこれ以上印を落とすことができません。枠の並びから、逃げ・先行馬を見ながらレースのできる大外枠はプラス。1番人気が想定されるコスモカナディアンは好走するかどうかはさておき、少なくとも3コーナーから前へ押し上げて行く競馬をするはずで、これに合わせて仕掛けらればベストです。

ここ7戦は広々としたコースの東京競馬場でしか走っていませんが、札幌のダート1700mの新馬戦を勝ち上がっているように、右回りや小回りコースが苦手ということはありません。3歳時にはダート路線の出世レース・GⅢユニコーンSに出走してゴールドドリームの5着と力は見劣りしませんから、ここは3着以内には入れると考えて。

 

▲コスモカナディアン 4歳牡馬

GⅢ平安Sを圧勝したグレイトパール(中内田厩舎)と好戦歴があり、3ヶ月の休み明けを苦にしなければアッサリがあっても驚けない実力馬です。父ロージズインメイは強いクロスをもたない種牡馬で、緩やかな成長曲線を描く産駒が多いことからも、4歳夏を迎えたコスモカナディアンはまだまだ強くなる見込みは十分にあります。

小回り向きの捲りとペースが速くなってもバテずに伸びてくる脚が魅力の1頭で、このメンバーであれば勝ち負けを期待します。

 

△キングストーン 6歳牡馬

もともとは芝を走っていた馬ですが、ダートに転向して2走目となった前々走の小倉戦で2着と好走。砂をかぶらなければダートも走ることができる馬ですし、ここは外から押し上げるトゥルーウインドを上手くさばくことができると好走のチャンスも見えてきます。

 

△クラシックメタル 6歳騸馬

負けている時も着差の少ない馬で、インのポケットでもレースが組み立てられるのは、今回のレース展開を考えると大きなアドバンテージ。好位を確保して直線で前をさばければチャンスは十分にあります。

 

その他の有力馬と買い目

エネスクは今回は難しい内枠に入り、どのようなレースをするのかがポイント。内田騎手ですからインに潜り込むよりは外目の追走を選択する可能性が高く、好位のポジションを取りきれるかが不安なだけに……。

◯と▲の馬が有力なので、◎から◯▲を2軸目に組み込んだ3連複フォーメーションで。

 

10R 信夫山特別 3歳以上1000万下ハンデ 芝2600m

3歳馬+戸崎騎手+池江寿厩舎のサトノシャークが前日時点で単勝1倍台の人気。夏の福島開催に池江先生が管理馬を出走させるのは、先々週のGⅢラジオNIKKEI賞で1番人気で6着に敗れたサトノクロニクルの例もあるので、「イヤな予感」しかしません。週中に夏のローカル開催における池江寿厩舎についての記事を書いたので、そちらも参考にして下さい。

池江寿厩舎は夏のローカル開催に強いのか?ーー函館記念('17年)に出走するステイインシアトルの展望として - ずんどば競馬

ただ、サトノシャークニとっては戸崎騎手を確保したのが大きいですね。

 

レース展開

最内枠からハヤブサライデン、外からマシェリガールとラルプデュエズが飛び出して行き、福島の2600mであれば枠順を利してハヤブサが先手を取り切ります。柴田善騎手の逃げだとそれほどスローペースには落とすことは考えにくいですが、3コーナー手前から後続に脚を使わせるようなペースアップするのかは「?」がつきます。

サトノシャークは好位のポジションを取りきれれば……外回り向きのストライドで走るので、3〜4コーナーでの立ち回りが鍵になります。

 

◎ハヤブサライデン 5歳牡馬

2000m戦だった前走の松島特別は好スタート切ったものの、逃げたクラウンディバイダをそれほど突つくことなく2番手の追走。4コーナーを抜群の手応えで回って来ての8着で、これは単純にキレ負けというレースでした。

距離を延長したことで、後続に脚を使わせて上りのかかる展開にもち込めれば。柴田善騎手も前走の負けでこの馬の脚が計れたでしょうから、ここは変わり身に期待したいレースです。

 

◯ラルプデュエズ 7歳牡馬

チチカステナンゴ産駒は揉まれ弱い馬が多く、ラルプデュエズにとってもこの大外枠は歓迎です。前走はスムーズに先行しながらもスローペースで上りの速い競馬になったことと4コーナで早目に外から他の馬にかぶせられてしまったことが敗因。

ハヤブサライデンが上りのかかる展開をつくることができれば、外目をスムーズに先行しているこの馬にチャンスが巡ってくる可能性があり、今開催の福島で好成績を上げている内田騎手への乗り替わりもプラス。

 

その他の有力馬と買い目

3着内率7割5分の戸崎騎手の単勝1倍台の馬が掲示板圏外へ飛ぶことを期待するのは……。ただ、サトノシャークが差し損ねての3着は十分に考えられるだけに、この馬は一応の△。残りでケアしたい馬は△ネイチャーレッド、この馬も少頭数の大外枠は歓迎のタイプ。

買い目としては馬単の◎→◯△へ、また◯→◎だけ折り返します。

 

9R 郡山特別 3歳以上500万下 芝1200m

降級馬+逃げ馬の1番人気クリーンファンキーが大外に入ったので、先行馬はそれほど多くない組み合わせながら、ソコソコペースが流れそうなメンバーになりました。

福島の芝はまだイン+逃げ・先行有利ではあるので、好位のポケットから内目をさばける馬とペースが速くなった時の外差しの馬をピックアップしたいですね。

 

レース展開

このレースは展開が2パターン考えられます。

1. クリーンファンキーがポンと好スタートを切ったとき

2. クリーンファンキーとロジベストが競り合う形で3コーナーへ入ったとき

1ならスロー、2ならペースがそこそこ流れることが考えられ、どちらになるのかはクリーンファンキーのスタート次第です。1と2のどちらにも対応できるのは好位のインのポケットに入れる馬で、そこから直線でちょろっと脚を使える馬がいれば……。

 

◎グリニッチヴィレジ 4歳牝馬

父マツリダゴッホ×母父オペラハウスですから小脚の利くタイプ。2、3走前に先行してしぶとく脚を使えているように、インのポケットを確保できれば好走の可能性も十分にあります。

逃げ・先行馬が中より外枠に入ったことからインがガラっと空く可能性が高く、積極的なレースが身上の江田照騎手であれば、そこをすかさず突いてスルスルと伸びて来るシーンが描けます。

3走前の勝ち馬ショウナンアンセムは好素質馬ですから、その相手に0.4差2着ならここでは威張れる戦績です。

 

◯トーセンアルバータ 4歳牝馬

トーセンアルバータはペースが速くなったときの差し馬候補として。枠の並びから、インの中団あたりは取れるメンバーですし、福島のスパイラルコーナーで先行馬が外へふられる形になればガラっと空いたインをズドーンと差し切れる鞍上です。

これくらいの人気(前日時点で11番人気)だと横山典騎手は、ポツン→レースに参加せずの可能性があるものの、内枠を取れたのでここはソコソコにはヤル気のある騎乗をするのでは、と信じて。

 

その他の有力馬

△クリーンファンキーはスタートの上手な津村騎手ですから、行ききれれば多少ペースが速くても有力です。人気のロジベストはどこまで出して行けるのかが不安なのと外からクリーンファンキにかぶされるおそれがあるので無印に。このレースは戸崎騎手が不在なので人気薄の馬も好走する要素があり、△ホーミー、△ブロワあたりまでフォローしたいところです。残りは当日のパドックでの気配を見てという感じで……。

買い目は◎→◯△への馬連と◎◯2頭軸の3連複で。

 

まとめ

戸崎騎手が不在の9レースが配当としての楽しみがもてますね。長距離戦の10R、好メンバーの揃った11Rと、7月15日(土)福島競馬場の特別戦は見応えのあるレースが組まれました。

皆様にとっても素晴らしいレースになりますように。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。