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函館スプリントSーーエイシンブルズアイは輝きを取り戻せるのか?

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函館競馬場の開幕週に組まれている重賞「GⅢ函館スプリントS」は、過去にロードカナロア、カレンチャン、キンシャサノキセキなどのGⅠ馬も参戦しており、秋のスプリンターズSに向けて目が離せない1戦です。

今年はGⅠ高松宮記念を制したセイウンコウセイが出走予定とあって、「GⅠ馬としての貫禄を見せるのか?」に注目が集まりますが、それ以外にも個人的に楽しみな馬が参戦しています。

 

エイシンブルズアイ 6歳牡馬

父:Belgravia

母:Miss Fear Factor(母父:Siphon)

厩舎:野中賢二(栗東)

2歳新馬戦をデビュー勝ちし、3歳春にはGⅢ毎日杯2着など早くから素質を見せていた馬。3歳の夏以降は芝1200mに絞ったローテーションが組まれました。

 

1200mを中心としたローテーション

ミッキーアイルの勝った'14年のNHKマイルCで13着(5人気)と敗退すると、それ以降は1200mを中心としたローテーションが組まれます。古馬になってから馬体に十分な筋肉がつき、パワーのあるスプリンターへと着実に成長を遂げると、5歳時にGⅢオーシャンSを制覇。

ビッグアーサーが完勝した'16年の高松宮記念でも上位の人気に支持されたものの5着と敗退し、その後は低迷期に入ります。

 

ダートへ矛先を向けることに……

GⅠ高松宮記念後はスプリントの重賞路線で敗退を繰り返したため、陣営はカンフル剤としてダート路線への転向を決断します。

昨年の暮れにGⅢカペラS(中山ダート1200m)に出走するも8着と敗れ、そこから休養を挟んで臨んだ今年初戦の天王山S(OP京都ダート1200m)は6着と、ダートの2戦では好走することができませんでした。

 

6歳夏に再起をかけて

ダート路線でも思うように好走できなかったエイシンブルズアイは、6歳の夏に再起をかけて函館スプリントSに参戦。3歳時に札幌競馬場で行われたGⅢキーンランドCで5着と掲示板に載っており、洋芝も苦にしないことからここは力の入る1戦になります。

前走の天王山Sは6着と掲示板を外したとは言え、直線ではゴールまでジリジリと伸びており復調を感じさせる走りを見せました。一叩きされて状態がアップしていれば、GⅠ馬のセイウンコウセイが相手でもチャンスは十分にあるはずです。

 

6歳の衰えは……

5歳の夏以降、掲示板から遠ざかっているエイシンブルズアイ。競走馬としての衰えがあるのかどうかは不安な点です。

 

血統

エイシンブルズアイの母父Siphonは南米ブラジルの傍流血統。現代競馬の主流となっているNorthern Dancerの血を引かないアウトブリードのSiphonが血統表の4分の1を占めることで、古馬になっての成長力を後押ししています。

また、父Belgraviaの祖母SensitivoはSiphonの母父Kublai Khanと似た血統構成で、この傍流血統のクロスも成長力を支える一つと言えます。

 

前走の天王山Sのレースぶり

力の衰えがあるのかどうかは直近のレースを観ることがもっとも大切です。前走の天王山Sのレースぶりを振り返ってみましょう。

好スタートから外の先行馬と最内の逃げ馬イッテツを行かせて、道中は中団前のインのポケットに位置します。4角からじわりと外目に進路を取ってポジションを上げて直線へ。

鞍上の手応えは余裕十分に見えましたが、追い出されるとジリジリとした伸び……。最後までしっかりと脚を使えての6着ですから、58kgの斤量を背負っていたことと休み明けを考えると合格点の内容でした。

年が明けて6歳となったエイシンブルズアイ、前走のレース内容を観ても大きな衰えはなく、体調が整えば「もう一花咲かせられるのでは?」と期待がもてます。

 

枠とレース展開

金曜日(17日)の午前に函館スプリントSの枠順が確定し、エイシンブルズアイは5枠7番にゲートイン。

逃げが予想されるイッテツは4枠、シュウジとセイウンコウセイの先行勢はそれぞれ7と8枠に入り、エイシンブルズアイはスタートが決まれば好位のインを確保できる好枠を得ました。

 

レース展開

セイウンコウセイは大外枠ですから、逃げる馬がいなければハナ、イッテツが強気に主張するなら2番手の外を取れるので、ペースはそれほど速くなることはないと考えられます。

レース展開の鍵を握るのはシュウジ。外枠に入ったため、前に馬を置いて折り合うことが難しくなりました。陣営は差す競馬をするでしょうから、スタートを少し遅らせて内へ入るレースをするのでは……と推測できます。

シュウジが中団のインに入るならペースはなおさら上がらず、先行馬ペースに。反対に外からスタートが決まりイッテツを追いかける展開になれば多少流れることも……。

ただ、平均よりも緩い流れになる可能性が高いメンバーと枠順です。

 

エイシンブルズアイが好走するには?

エイシンブルズアイは対応できるペースの幅が広く、昨年の函館競馬場の芝の速さを考えるとイーブンよりも遅いペースの方が好走の可能性が高くなります。

函館スプリントSは4角手前でペースが緩み、ここで馬群が一気に凝縮するのがデフォルトです。'14年に圧倒的1番人気を背負って敗れたストレイトガールはここでインに詰まって外に出せませんでした。

エイシンブルズアイも周りがペースを緩めたところを取り付いて差す競馬をしたいところです。レースがスローに流れるのであれば、インにこだわるのはリスクが高まるので、内へ行くのはギャンブルになります。

人気のセイウンコウセイを負かすためには、コーナーでスピードを上げて直線先頭に立つような積極的な競馬ができれば……。能力は確かなので、力を発揮できる体調と展開が噛み合えばチャンスは十分に。

 

まとめ

6歳になったエイシンブルズアイが再度輝きを取り戻すことができるのか?

函館スプリントSはセイウンコウセイやシュウジだけではなく、昨年の高松宮記念5着馬にも注目です。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

 

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