JBCスプリント(2018年)はレッツゴードンキ→キングズガードからの3連単で高配当を!ーー予想

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参照:http://www.keiba.go.jp/jbc2018/

 

「クラシック」と「スプリント」と「レディスクラシック」、3つのカテゴリーのダート・チャンピオンを1日で決めるJBC(ジャパンブリーダーズカップ)は11月4日(日)、京都競馬場を舞台に行われます。

JBCスプリントはJRAと地方所属の馬がダートの短距離王の座をかけて争うレース。JRAにはこの距離のダートGⅠはないだけに、パワーとスピードのぶつかり合いを思う存分に楽しみましょう!

 

京都ダート1200m

京都ダート1200mは重賞競走がなく、これまでにブログでコースの特徴を取り上げる機会がありませんでした。このコースは京都競馬場のなかでも施行数が多いため、今後の参考として大まかな特徴を解説しておきます。

 

コースの特徴

スタートしてから3コーナーまで約3メートルほどの上り坂があり、そこから4コーナーまでが下り坂というロケーション。また、直線は329mと短く、平坦なのも大きな特徴です。

 

逃げ・先行馬が有利

スタート直後に上り坂となるため、前半3Fが33秒前半になることはほぼなく、逃げ・先行馬に有利なコースと言えるでしょう。

京都ダート1200mは先行争いが激しくなる中山ダート1200m(スタート直後から長い下り坂ぎある)と異なり、直線で逃げ・先行馬がバッタリと止まることが少ないため、パワーよりも素軽いスピードを活かす馬に向いています。

 

差し・追い込むには?

差し・追い込み馬が好走するには、3〜4コーナーにある下り坂でどれだけスピードに乗れるかがポイント。よほどのハイペースにでもならない限り、直線だけで差し・追い込むことは難しく、下り坂を利してスムーズに加速することが必要です。

下り坂はコーナー区間となるため、ここでスピードを上げるには「器用」さが求められます。差し・追い込み馬なら、直線だけで追い込むストレッチランナーではなく、コーナーを俊敏に「捲れる」馬がベターです。

✳︎中団のインから差すには瞬時にトップスピードへ上げられるかが鍵となり、このタイプはピッチ走法の馬がほとんどと言えます。具体的にはレッツゴードンキのようなピッチ走法をイメージしてもらえれば……。

 

JBCスプリント

JBCが地方競馬場で開催される場合、JRA所属馬は7頭「しか」出走できません。それに対して、今年のスプリントはJRA所属馬12頭、地方所属馬4頭という割合。スピードのあるJRA所属馬が多く出走することで、例年と異なるのは以下の2点です。

先行争いは厳しくなる

馬群がばらけにくくなる

今年はスプリンターズS経由のスピードのある先行馬も参戦するとあって、例年よりも先行争いが厳しくなります。そして、スピード負けする可能性の高い地方所属馬が少ないため、馬群がばらけにくくなるでしょう。差し・追い込み馬にとってはより器用さが問われます。

 

逃げ・先行馬

まずはこのコースと好相性の逃げ・先行馬をチェック!

逃げ・先行馬

ネロ

ニシケンモノノフ

マテラスカイ

グレイスフルリープ

ウインムート

ナックビーナス

セイウンコウセイ

テーオーヘリオス

ノボバカラ

(内枠から降順)

ズラリと逃げ・先行馬が揃いましたね。注目は内枠に入ったネロ、ニシケンモノノフ、マテラスカイ、グレイスフルリープの4頭の並びです。揉まれ弱いニシケンモノノフとグレイスフルリープの2頭がスタートからどこまで出していくのかはキーポイント。

横山典騎手は内枠のニシケンモノノフだと逃げることが多いのですが、さすがにこのメンバーだと速度が足りないかもしれません。グレイスフルリープはすぐ外にウインムート、ナックビーナス、セイウンコウセイの先行馬が入り、レースの組み立てが難しくなりましたね。

森厩舎所属のネロとマテラスカイの2頭はともに内枠。枠の並びが反対であれば、マテラスカイを先に行かせてネロがペースをコントロールすることもできたのでしょうが、これも油断すると他の馬に逃げられる可能性があり、イヤな並びとなりました。

 

差し・追い込み馬

差し・追い込み馬は以下の4頭。

キングズガード

キタサンミカヅキ

レッツゴードンキ

モーニン

(内枠から降順)

京都向きの器用な差し馬はレッツゴードンキのみ。キタサンミカヅキは下り坂を得意とするPrincely GiftとSir Gaylordのクロスをもつものの、しなやかさのあるタイプだけに器用さの部分では「?」が付きます。

キングズガードとモーニンはしなやかなストライドがもち味で東京ダート1400mがベストなタイプ。京都ダート1200mで勝ちきれるのかは微妙なラインです。

 

芝からの転戦馬

今年のJBCスプリントはスプリンターズS経由の馬が3頭出走。ともに重賞勝ちのある(内2頭はGⅠ馬)力量馬だけに、アッサリと好走するシーンも十分に考えられます。

ナックビーナス

セイウンコウセイ

レッツゴードンキ

上記の3頭は洋芝や重馬場に実績のあるパワータイプとあって、ダートが合わないとは言い切れません。ただ、スプリンターズSをピークに仕上げているはずで、ここに向けてどこまで余力を残しているのかがポイント。

とは言え、調子のピーキングに関しては走ってみないとわからないので、オッズと天秤にかけて買えるかどうかを判断するしかありませんね。

 

予想

展開上、想定されるパターンは2つ。

1. 森厩舎2頭がペースを握る

2. 内枠の先行馬によるハナ争いが激化

どちらになるのかは微妙なところ……。ネロとマテラスカイの枠が反対だったら「1」の可能性が高まりましたが、どうなるのでしょうね。

砂を被りたくないナックビーナスとセイウンコウセイはスタートからある程度出していくはずで、「2」のパターンに決め打ちしたくなります。

 

◎レッツゴードンキ 6歳牝馬

父:キングカメハメハ

母:マルトク(母父:マーベラスサンデー)

厩舎:梅田智之(栗東)

生産:清水牧場

騎手:岩田康誠

桜花賞を制した後にスランプに陥ったものの、1200〜1400mのスプリント路線に転向してからはGⅠでも好走するなど、輝きを取り戻しました。

スプリント路線では昨秋のスプリンターズS、今春の高松宮記念を2着と好走しているように、スプリンターとして軌道に乗ったレッツゴードンキ。前向きな気性をコントロールできれば、パワフルな末脚でグイグイと伸びてきます。

ダートは今年のフェブラリーS5着などがあり、大きな不安はありません。ピッチ走法なのであまりにもハイペースだと不安が残るものの、直線の短い京都コースは魅力。ここはインがガラガラになりそうなのもプラスで、タイミングよく抜け出せれば突き抜けも。

 

不安点は?

不安点は先にも述べたように、スプリンターズSからの参戦とあって体調を維持できているかどうか……。

また、ピッチ走法なので前半のペースがあまりにも速く、馬群が縦長になるようだと差し損ねる心配があります。スプリンターズSのような展開が負けパターンですね。

 

2・3着候補は?

差し決着を想定するなら、2・3着候補はキングズガード。3〜4コーナーで動けない馬なので1着はなさそうですが、2・3着ならスルッと入ってきても……。内枠に入ったのもプラスですし、キタサンミカヅキのひとつ前のポジションが取れればベストです。

✳︎キタサンミカヅキは中団のインが取れる枠の並びとなったものの、森泰斗騎手が3〜4コーナーから勢いをつけて差すことができるのかが不安です。乗り慣れていない競馬場とあって、キタサンミカヅキの仕掛けが遅くなるようだと、キングズガードの進路が外しかなくなってしまいます

 

その他の馬について

1着レッツゴードンキ、2・3着キングズガードの3連単を買うので、その他に買いたいのは以下の5頭。

キタサンミカヅキ

ナックビーナス

セイウンコウセイ

モーニン

ノボバカラ

芝からの転戦馬ナックビーナスとセイウンコウセイは枠順として差しに回る可能性もあるので。モーニンとキタサンミカヅキはオッズと相談して買うかを決めます。

御神本騎手のノボバカラは大外枠ですし差しに構えそう。ものすごいハイペースなら差し込みも……。

 

買い目

3連単のみ買います。

 

3連単

1着:13

2着:3

3着:4. 8. 9. 14. 16

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1着:13

2着:4. 8. 9. 14. 16

3着:3

合計10点。ノボバカラが突っ込んできたらウハウハですね。

 

まとめ

逃げ・先行馬が残るような展開だと見当違いの馬券になるものの、枠の並びからペースがソコソコに流れると考えます。

今からJBCスプリントが楽しみですね。

以上、お読みいただきありがとうございました。