野路菊S('17年)はディープインパクト産駒の2頭ミッキーマインドとワグネリアンに注目ーーレース予想

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開催2週目となる9月16日(土)の阪神競馬場9Rは2歳馬のOP野路菊S(芝1800m)が組まれ、ワグネリアン、クリノクーニングなどの素質馬が顔を揃えました。ここから年末に行われる2歳GⅠ、そして来年のクラシックに羽ばたく馬が現れるのか、注目の1戦。今回の記事では、野路菊Sをドーンと予想していきます。

 

ディープインパクト産駒の2頭

年末の2歳GⅠ、そして3歳クラシックに向けて、注目はやはりディープインパクト産駒です。野路菊Sにもワグネリアンとミッキーマインドの2頭が出走。この内のどちらかがここを好内容で勝利し、来年のクラシックへと展望を拓くことができるのでしょうか?

 

ワグネリアン 2歳牡馬

父:ディープインパクト

母:ミスアンコール(母父:キングカメハメハ)

厩舎:友道康夫(栗東)

生産:ノーザンファーム

7月16日、中京芝2000mで行われた新馬戦は、ワグネリアンが1番人気の良血馬ヘンリーバローズ(シルバーステートの全弟)を上り32.6の鋭さで差し切り勝ち。前後半1000mが67.0 - 57.7という新馬戦としても極端なスロー。ただ、能力がないと上り32秒台はなかなか出せるものではありません。この週の中京芝は時計の速く、ディープインパクト産駒が活躍した馬場でした。

ワグネリアンは坂を駆け上がってからのストライドの伸びが素晴らしく、このキレる脚は祖母ブロードアピール譲りなのでしょう。2着のヘンリーバローズも評判馬らしい脚で伸びていましたから、これをねじ伏せたのは素晴らしいの一言です。

 

血統

祖母ブロードアピールは芝・ダートを問わずに鋭い脚で追い込んでくるスプリンターで交流重賞を含めて重賞6勝の名競走馬。Northern Dancerの血をもたない替わりにナスルーラなどのスピード血脈が豊富なのが特徴です。そこにキングカメハメハ×ディープインパクトとかけられ、さらにしなやかさを増しています。

同じ金子真人オーナーの所有馬でディープインパクト×キングカメハメハという配合のデニムアンドルビーよりも柔らかさではワグネリアンの方が上。この馬が2歳の早い時期から俊敏に動けるのは、祖母ブロードアピールの父Broad Brushのもつパワーとスピードがディープインパクト産駒にありがちな馬体の緩さを締めているからでしょう。

 

ミッキーマインド 3歳牡馬

父:ディープインパクト

母:マイグッドネス(母父:Storm Cat)

厩舎:音無秀孝(栗東)

生産:三嶋牧場

7月8日、中京芝1600mの新馬戦でデビューしたミッキーマインドは、好スタートから外目の4番手につけると、直線で馬場の真ん中から鋭く脚を伸ばして逃げたロードマドリードをゴール前で捕らえて1着でゴール。勝ちタイムの1分37秒6も上り34.5もこの日の中京芝の時計の速さを考えると平凡とは言え、ミッキークイーンのようなしなやかな走りは好印象。

余力たっぷりの勝ち方だったことからもまだまだ時計は詰められるはずで、ポンとスタートを切れたことからも早い時期から筋肉がついているタイプなのでしょう。

 

血統

ディープインパクト×Storm Catは有名なニックスで、これまで海外を含めるとアユサン、ラキシス、キズナ、エイシンヒカリ、リアルスティール、サトノアラジンと6頭のGⅠ馬を輩出しています。

母マイグッドネスはダートの短距離重賞を勝ちまくったダノンレジェンドを始め、全ての仔がJRAで勝ち上がっている名繁殖牝馬。ミッキーマインドの全姉ミッキーグッドネスは410kg台の小柄な馬ながら芝・ダートを問わずに走っていて、母マイグッドネスのパワーもしっかりと伝わっているのでしょう。

ミッキーマインドはデビュー時の体重が452kgと全姉よりも馬格があるのは好感がもてます。この馬は上記のディープインパクト×Storm CatのGⅠたちと同じく、母母父にRelaunch直仔でパワー型のHonour and Grolyが入るのが好配合。また、RelaunchはNorthern DancerもMr. ProspectorもTurn Toも引かない傍流血統なので、これも全体の配合に素晴らしいスパイスとなっています。

ミッキーマインドのイメージとしてはリアルスティールを少しだけしなやかさにした中距離馬。これから3歳春に向けてグングンと成長していくはずで、今後が楽しみな1頭です。

 

2頭を比べると

新馬戦のインパクトはワグネリアンが上で、ディープインパクト産駒の配合としてはミッキーマインドの方が上というのがこの2頭の評価です。ともに素質馬であることは間違いなく、できれば野路菊Sは良馬場でレースが観たかった……どちらも母系はパワー型なので、重馬場もこなすとは思いますが、上滑りするような芝だと蹄の形で巧拙が分かれるので、一概には得手不得手を言えないところが悩ましいですね。

 

予想

素質的にはこの2頭のディープインパクト産駒の一騎打ちかなと思うものの、道悪馬場+ドスローからの上り勝負になることを考えると、パワー型のピッチ走法の馬と重厚なストライドでズドーンと差してくるタイプの馬もケアしたいところですね。

前日の時点で、◯ワグネリアンの単勝オッズが2倍ソコソコ、◎ミッキーマインドの単勝オッズが10倍を超えているので、これなら後者の単勝を買いたくなります。

また、阪神外回りの道悪馬場であれば、体質が硬めのノヴェリスト産駒△ニシノベースマンのパワーピッチとスペシャルウィーク産駒で母系に重厚なパワーとスタミナの入る△テイエムリボーを馬券としてはケアしたいところ。土曜日の阪神の芝がどこまで悪化するのかはチェックしないといけませんね……。

人気を背負う新種牡馬オルフェーヴル産駒のクリノクーニングについては札幌2歳Sの展望記事のなかで解説をしています。よければそちらの記事をご覧下さい。

GⅢ札幌2歳S('17年)はハッピーグリンに代わってミスマンマミーアに◎をーー予想 - ずんどば競馬

 

買い目

ミッキーマインド→ワグネリアンからの3連単と馬単で◎から△の2頭へ。それと◎の単勝は当日のオッズを見てから考えます。

 

3連単

4 → 2 → 1. 7

 

馬単

4 → 1. 7

 

まとめ

野路菊Sに出走するディープインパクト産駒の2頭はいずれも好配合で、年末の2歳GⅠだけではなく来年のクラシックも……と思わせるだけの素材。好メンバーの揃ったレースで、この2頭がどのような走りを見せるのか、今からレースが待ち遠しいですね。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。