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雨でも重馬場でも桜花賞で◎を打ちたい馬はーー桜花賞(2017)年 予想

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2017年、牝馬クラシックの第1冠目「桜花賞」は雨の影響を受けるなかでのレースに。

ソウルスターリングの「1強」というムードが次第に強くなっている桜花賞。雨の影響で馬場が重くなることを考慮に入れたとしても波乱の要素はどこかにあるのでしょうか?

 

土曜日の阪神芝コース

土曜日の阪神は芝レースが5鞍組まれ、メインレースGⅡ阪神牝馬Sと準メイン心斎橋S(1600万下)の2つを見てみるとーー

 

阪神牝馬S

勝ちタイム:1:34.3

1着ミッキークイーンの上り:34.0

心斎橋S

勝ちタイム:1:22.8

1着エスティタートの上り:35.6

 

良馬場よりも時計が1秒ほどかかっている印象を受けます。レース映像からは馬場がボコボコに掘れているようなところは見られず、馬券圏内に好走した馬の通ったコースも内〜中までほぼイーブンな状態でした。

桜花賞と同じコースで行われた阪神牝馬Sの2着馬アドマイヤリードは、直線で内に入ってもしっかりと伸びていたので、外差し馬場にはなっていないのでしょう。

 

日曜日の阪神芝コース

阪神競馬場は、日曜日も終日にわたって晴れ間の出ない予報です。日が差さずに曇りや雨の状態が続けば芝が乾くことはなく、どうしても内ラチ沿いは馬が走るたびに芝が掘れてきます。桜花賞を含めて日曜日の芝レースは5鞍組まれているので、どこまで内側の芝が保たれるかは注意が必要ですね。

土曜日の夜から日曜日の午後にかけてかなりの雨量がない限り、極端に馬場が悪化して外差しになる可能性は低いと思いますが、こればかりは桜花賞の前に行われるレースをしっかりとチェックすることが欠かせません。

現在の段階では、時計がややかかる馬場という認識で予想します。

 

「1強」ソウルスターリングについて

馬個体としての能力、桜花賞のメンバーを見渡して、ソウルスターリングが1番人気になるのは自然なことです。もちろん、競馬に「絶対」はありませんから、この馬にも死角は存在します。

 

死角は3つ

1. 持続力的な脚が持ち味

スピードとそれを持続できる脚に優れたソウルスターリングは、ぴゅっと切れるような瞬発力に欠けます。高いスピード能力と素軽い走りで、阪神JFチューリップ賞のように前半と後半の800mがイーブンのレースに強さを発揮。スローの瞬発力勝負だと他の馬に出し抜かれることも…

2. 長距離輸送

ここ2年、美浦トレセンからの長距離輸送で桜花賞に出走したメジャーエンブレムルージュバックは1番人気に支持されながら敗れています。阪神JFチューリップ賞で2度長距離輸送を経験しているソウルスターリングですが、テンションが高くなってしまわないか?なども含めて不安な点はあります。

3. 重馬場

父系、母系ともに重馬場はどんと来いの血統ですが、前を走る馬のキックバックで芝や土が跳ね上がる馬場で集中力が途切れてしまわないか…時計面だけではなく、その点は不安材料です。

 

以上、不安点を3つ挙げました。とは言え、馬個体の能力の高さは疑いようがなく、それは過去の4戦からも明らかです。この馬が桜花賞で人気に応える走りができるのか?

今から走りが楽しみですね。

hakusanten.hatenablog.jp

  

その他の有力馬について

ソウルスターリングに続く人気は、アドマイヤミヤビ、リスグラシューミスエルテ、そして、ミスパンテール。それぞれ簡単に触れておきます。

 

アドマイヤミヤビ

アドマイヤミヤビついては以下の記事で詳しく解説しているので、ここでは簡単に。

hakusanten.hatenablog.jp

 

アドマイヤミヤビがマイルで走った3レースを見ても、道中は促しながらの追走をしていることがわかります。この馬にとって、本質的にマイルの距離は少し短いので、桜花賞では追走に脚を使わないペースになるかどうかが重要です。もし、前半と後半の800mの差が前傾のラップになるようであれば、直線の末脚が鈍るおそれは十分にあります。

また、最近は影を潜めていますが、Mデムーロ騎手はそれほどスタートが上手ではないので、後方に置かれた時に腹をくくって末脚勝負に徹することができるのかどうか…

反対に、アドマイヤミヤビにとってはソウルスターリングが直線早めに先頭に立って押し切るような流れになればずんどばな展開になります。

 

リスグラシュー

ハーツクライ産駒らしい胴の長さがあり、この馬も本質的には中距離に向いています。チューリップ賞は休み明けに加えて、ソウルスターリングを中団でマークする形。イーブンペースを追走し、脚を使ってしまったことが差を広げられてしまった原因で、武豊騎手が腹をくくった追い込みに徹すれば好走の可能性は十分に。

母系からもパワーのある配合で、重馬場そのものはOK。この馬もアドマイヤミヤビと同じようにできれば後傾のスローペースになって欲しい口ですから、展開がはまれば上位進出があっても驚けません。 

hakusanten.hatenablog.jp

 

ミスエルテ

ソウルスターリングと同じくフランケルを父にもち、ファンタジーSの鮮やかな勝利から牡馬の2歳チャンピオンを決める朝日杯FSに駒を進めた素質馬です。

激しい気性がネックで、レースを使うごとにテンションが高くなる傾向があり、ステップレースを使わずに桜花賞へのぶっつけ出走になりました。このローテーションがプラスになるかはわかりませんが、レース前日の馬体重が前走比マイナスはやはり気がかり。まずは当日のテンションと馬体には注目です。

 

ミスパンテール

チューリップ賞で上り最速を出し、2戦というキャリアの少なさにも関わらず桜花賞への出走を果たしました。

前走チューリップ賞新馬戦から長期休み明けに加えての格上重賞挑戦で、条件としてはかなり厳しかったのですが、前評判を覆す走りを見せ、リスグラシューを競り落として2着に好走。

ダイワメジャー×母父シンボリクリスエス×母母父マルゼンスキーで、しなやかなストライドは母父の影響が強く出ているのだと思います。キャリア2戦でソウルスターリングに追いすがった走りは脅威で、大きな上積みが見込める分、未知の魅力に溢れた1頭です。

 

予想

ソウルスターリングが勝てるのかどうか?

それでは、張り切って予想していきましょう!

 

展開

逃げるのは内枠に入ったベルカプリかショーウェイで、どちらの陣営も「ハナにはこだわらない」と声明を出しています。揉まれることをイヤがるのであれば、より内枠に入ったベルカプリの方が先手を主張しそうで、ペースはスロー。もし、ベルカプリのハナであれば前走のフィリーズレビューのハイペースで失速した経験を活かして、今回はかなりのスローペースに持ち込むはずです。逃げ馬をつつく先行馬が薄いので、この後ろに続く馬がどれになるのかは難しいところ。

ソウルスターリングが直線まで動かずに溜める競馬をするのか、それとも4角からスピードを乗せてくるのかはルメール騎手次第です。他の有力各馬が先に動くとは考えづらいので、最悪のケースとしては2年前レッツゴードンキの勝った超スローの桜花賞のようなペースも想定する必要があります。

 

ソウルスターリング

ルメール騎手が4角過ぎではある程度スピードに乗せてくるという想定で◎に。この馬の最大の長所は高いスピード能力とそれを持続する脚にあるので、瞬発力勝負の舞台には持ち込まないのではないかと思います。昨年のメジャーエンブレムでの失敗を今年は繰り返さないという読みで。

もし、スローでベルカプリかショーウェイが離し逃げの形になっていれば、前を見ながら後ろを警戒しての仕掛けになるはずで、少なくとも後ろから差されるような競馬にはしないはず(これはそのようなレースをするというだけであって、差されるかどうかはわかりません)。

2017年の桜花賞は、ソウルスターリングが無敗の5連勝でクラシック第1冠を手にするのを期待したいです。

 

◯ゴールドケープ

父:ワークフォース

母:ジュエルオブナイル(母父:デュランダル

3走前の500万下白菊賞(京都芝1400m)の重馬場でのレースぶりが圧巻で、桜花賞にも出走するディアドラやベルカプリを相手に抜群の手応えで大外を突き抜けた脚はいかにも道悪巧者なものでした。

その後に出走した阪神JFは父ワークフォースから時計勝負のレースでは厳しいのかな、と思っていましたが、積極的な先行からソウルスターリングに1.0秒離される6着と健闘したのは素晴らしいパフォーマンス。

年明け初戦となったフィリーズレビューでは大きく出遅れ、最後方から追い込んでの3着とそれまでとは違った脚を見せたことも好印象。

ここは、スタートさえまともに出られれば、好位のポジションにすっと付けられますから、ソウルスターリングの仕掛けよりもワンテンポ早く動ければ長い直線をぎりぎりしのげるのではないかと。

明日の馬場状態にもよりますが、悪くなればなるほどこの馬にはチャンスがあるはずです。

 

▲ベルカプリ

ダイワメジャー産駒としてはストライドに伸びがありますが、上りの脚には限界があるタイプです。前走の内回り1400m戦だったフィリーズレビューよりも、外回りの方が力を発揮できるタイプで、スムーズに走れればデイリー杯のように伸びずバテずのレースができます。

スローに落として逃げても後ろから突かれることはなくマイペースでいけるはずで、ある程度後ろを離した逃げになれば、ソウルスターリングの仕掛け次第で粘りこみがあるのではないかと。

今年の桜花賞は明らかに比重が後ろで構える馬たちに集まっていますから、重馬場を味方につけてあれよあれよを期待します。

 

以下は3着候補として

ジューヌエコール(スローペースなら3着も)

△カラクレナイ

レーヌミノル

△アエロリット

ヴゼットジョリー

△ミスパンテール

△カワキタエンカ

 

買い目

ソウルスターリング1着固定の3連単で。

 

3連単

1着:14

2着:5. 9

3着:5. 9. 4. 8. 10. 12. 13. 16

 

まとめ

雨の桜花賞。1強と言われるソウルスターリングが怪物のような強さを見せつけレースになるのか? それとも他馬の逆転があるのか?

レースの展開は? 馬場は? 今年の桜花賞はいくつもの「?」がつき、その答え合わせをするのが楽しみなレースになりそうです。

 

皆様にとっても素晴らしいレースになりますように。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。