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GⅢ関屋記念('17年)は藤原英昭厩舎のトーセンデュークに期待して

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関西の名門・藤原英昭厩舎は現在(8月6日終了時点)、全国調教師リーディング3位(32勝)と今年も手堅く成績をまとめています。ストレイトガールやエイシンフラッシュというGⅠ馬を管理した名調教師が今年のサマーマイルシリーズの第2戦「GⅢ関屋記念」に送り出すのは、ディープインパクト産駒の6歳馬トーセンデューク。ここ2走は重賞レースの壁にぶちあたったのか、GⅡ京王杯SC8着→GⅢCBC賞8着と掲示板を外してしまいました。藤原英昭厩舎は狙いを定めたレースに向けてしっかりと管理馬を仕上げてくるだけに、関屋記念のトーセンデュークには期待をかけたいところです。

 

関西の名門・藤原英昭厩舎

'17年7月30日(日)、小倉2Rで管理馬のチークトゥチークが勝ち、藤原英昭調教師は現役15人目となるJRA通算600勝を達成しました。

ダービー(東京優駿)、天皇賞・秋を制したエイシンフラッシュ、マイル・スプリントGⅠを3勝したストレイトガールなど活躍馬を育て上げ、毎年リーディングの上位に位置する藤原英昭調教師。今年も現在(8月6日終了時点)、リーディング3位としっかりした成績を上げています。

 

藤原英調教師の'17年の成績

藤原英厩舎の'17年8月6日(日)終了時点の成績は以下の通りです。参考までにリーディング1位の池江寿厩舎、2位の角居厩舎の成績も合わせて載せておきます。

 

'17年8月6日時点での3厩舎の成績 
  (1着 - 2着 - 3着 - 着外) 勝率 連対率 3着内率 出走数
藤原英昭 (32 - 28 - 23 - 103) 0.172 0.323 0.446 186
池江泰寿 (40 - 15 - 24 - 129) 0.192 0.264 0.380 208
角居勝彦 (38 - 28 - 22 - 138) 0.168 0.292 0.389 226

藤原英厩舎の大きな特徴は3着内率の高さと出走数の少なさです。3着内率が4割を超えているのは藤原英厩舎と中内田厩舎(0.410)のみということからもこの数字の高さがわかります。

藤原英厩舎はフレッシュな状態でレースに使うため、管理馬にしっかりと休養を取らせます。出走数の少なさは管理馬を「放牧」へ出す期間が長いことの裏返しです。3着内率の高さを見ても、休養明けでもきっちりと馬を好走させるのが藤原英厩舎の特徴と言えますね。

 

藤原英厩舎+小崎騎手

関屋記念に出走するトーセンデュークの鞍上はデビュー4年目の小崎綾也騎手が務めます。リーディング上位の騎手を起用することが多い藤原英厩舎にあって、この起用はなかなかレア・ケース。

今年はこれまで藤原英厩舎+小崎騎手という組み合わせが5回。成績は(0 - 1 - 1 - 3)とまだ勝ち星はありません。

 

藤原英厩舎+小崎騎手の'17年成績
日付 開催 馬 名 着順 人気 クラス コース
1/11 京都 ルミナスパレード 8 9 1600万下(特別) ダ1200m
2/19 京都 ロイヤルストリート 3 8 1600万下(特別) 芝1400m
3/12 中京 サトノメダリスト 2 3 500万下 ダ1900m
5/16 新潟 サトノメダリスト 5 1 500万下 ダ1800m
5/20 新潟 サトノメダリスト 7 1 500万下 ダ1800m

今年の1、2月に1600万下でソコソコの成績を残したものの、ここ2走は1番人気を裏切る結果に……。サトノメダリストに3戦連続で騎乗していることからも、一定の評価はされているのでしょう。それにしても、トーセンデュークに小崎騎手とは……意外な組み合わせで驚きましたね。

 

トーセンデューク 6歳牡馬

父:ディープインパクト

母:スーア(母父:Fairy King)

厩舎:藤原英昭(栗東)

通算成績:(5 - 4 - 3 - 10)

昨秋、1600万下クラスのウェルカムS4着(東京芝1800m)、紅葉S2着(東京芝1600m)と連続で好走したときは、現オープン馬のアストラエンブレム、キャンベルジュニア、メートルダールと接戦を演じています。ディープインパクト産駒らしい細身の馬体で、しなやかなストライドで走るのが特徴です。3走前に1600万下クラスの1400m戦(トリトンS)を快勝したことで、ここ2戦は1400m→1200mとスプリント戦に出走しましたが、本質は1600〜1800mがベストのしなやかマイラー。新潟の外回りは1000万下弥彦特別(芝1800m)を1分45秒4の好タイムで楽勝しているように、この馬にとっては能力を発揮できるコース。関屋記念で重賞初制覇なるかに注目したい1頭です。

 

血統

母スーアは桜花賞3着のソーマジック(父:シンボリクリスエス)を出し、ほとんどの仔どもがJRAで2勝以上している好繁殖牝馬。母の父Fairy Kingは欧州の名種牡馬Sadler's Wellsの全弟で、パワーを強く伝えます。トーセンデュークはディープインパクトのしなやかさにFairy Kingのパワーを加えていて、これがマイルでビュンと弾ける脚を使えるもとになっています。母系の活力と父ディープインパクトという配合から重賞でも格負けはしないでしょう。

 

関屋記念に向けて

2枠4番からのスタートとなり、逃げ・先行馬を見ながら中団あたりのポジションが取れそうです。新潟の外回りコースはスローからの上り勝負がデフォルトとは言え、今回はマルターズアポジー、ウインガニオン、マイネルハニーと前々でレースを進める馬が揃い、34秒台の上りになる可能性の高いメンバー。

トーセンデュークは今年3月のトリトンSで1分19秒6の好タイムで勝ち上がっていることから、時計の速いレースはドンと来いのタイプです。しなやかなストライドで差す馬なので、スローからの上り勝負よりは平均ペースくらいには流れた方がベター。馬群がバラけやすい外回りコースであれば、直線で少しずつスピードに乗るトーセンデュークの勝ちパターンにもち込みやすく、距離不足だった前走のCBC賞(芝1200m)やスローの道悪馬場だった2走前の京王杯SCよりも条件は好転します。人気も薄いでしょうから、小崎騎手もそれほどプレッシャーを感じることなく乗れるはずで、思い切った騎乗ができれば「あっ!」と驚く好走劇が……。

 

まとめ

重賞に出走する藤原英昭厩舎の管理馬としてはかなり低い人気が想定されるトーセンデューク。厩舎の3着内率の高さからも、「あっ!」と驚く好走も期待できます。若手の小崎騎手がこのチャンスを活かし切ることができるのか? 関屋記念はトーセンデューク+小崎騎手の人馬ともに注目したいレースとなりました。

皆様にとっても素晴らしいレースになりますように。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。