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スプリント能力の高い2頭をピックアップーーヴィクトリアマイル('17年)

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ヴィクトリアマイルはここ2年、1200〜1400mのオープンクラス競争で実績のある馬の好走が目立つレース。'15、'16年と連覇を果たしたストレイトガールはGⅠスプリンターズSの勝ち馬だったように、スプリント能力が問われるのがトレンドになっています。

東京のマイルGⅠでスプリント能力が問われるのはどうしてでしょうか?

 

ヴィクトリアマイルでスプリント能力が問われるのはなぜか?

ヴィクトリアマイルでスプリント能力が問われる理由は馬場の高速化にあります。ストレイトガールが勝った過去2年のタイムを例にとるとーー

 

ヴィクトリアマイル

'16年:1:31.5

'15年:1:31.9

 

ヴィクトリアマイルと同じ春の東京開催のGⅠ安田記念のタイムを2年とも上回っています。それだけ、この時期の東京芝は例年高速化していることが分かります。

レースタイムが速くなるということは、道中の追走もスピードが上がっているこで、スプリント路線を使っていた馬にとっては「いつもと同じような流れ」で走れる分だけ有利に。

「1:32.3」という3歳のマイル戦としてはかなり速いタイムの決着になったNHKマイルカップ、2着に好走したリエノテソーロは新馬→オープンと1200m戦を連勝したスピード馬だったように、時計が速くなるとスプリント能力に長けた馬にもチャンスが巡ってくるのです。

 

今年の出走馬でスプリント能力の高い馬は?

それでは、ヴィクトリアマイルに出走を予定している17頭のなかでスプリント能力の高い馬をピックアップしてみましょう。

 

ソルヴェイグ 4歳牝馬

メジャーエンブレム、シンハライト、ジュエラーといったハイレベル世代の明け4歳馬で、昨年はフィリーズレビュー1着、函館スプリントS1着など1200〜1400mの重賞を2勝し、GⅠスプリンターズSでも3着と好走しました。

胴が長く、スプリンターらしい筋骨隆々の馬体ではないため1400mがベストのタイプ。3着に好走した昨年のスプリンターズSは1着レッドファルクス、2着ミッキーアイルと1400>1200mという適性の馬が上位に入ったことからも、ソルヴェイグが純粋なスプリンターではないことが分かります。ヴィクトリアマイルのように、スピードを問われるマイルの舞台ならチャンスは十分です。

 

ストレイトガールとリエノテソーロに共通するもの

高速決着となった東京のマイルGⅠを人気薄で好走したストレイトガールとリエノテソーロは、函館や札幌の洋芝に実績のあった馬です。小回りのスプリント戦、かつパワーの要る洋芝を好走するのに求められる適性が高速馬場の東京マイルとリンクしています。ここから想像できることは2つあってーー

 

1. スピードに乗りながらコーナーを器用に立ち回れる

2. 直線の坂で一脚(ラスト2F目で最速ラップを出せる)を使える

 

高速馬場のマイル戦ではスタミナよりも、平均ペースを追走するスピード能力と直線の坂を駆け上がるパワーが必要なのだと考えられます。

ソルヴェイグは函館スプリントSの覇者ですから、洋芝適性の面もクリアしており楽しみが広がる1戦になりますね。

 

レッツゴードンキ5歳牝馬

桜花賞を勝った後、長いスランプに陥りました。昨夏より本格的にスプリント路線を歩み、今年の京都牝馬Sで久しぶりの重賞制覇。続く高松宮記念は2着と好走して高いスプリント能力を示しました。

この馬は、前進気勢が強くマイルよりも長い距離だと折り合いが難しいこともあって短距離路線へ。コロンとした丸みのある馬体で、気性的な問題を抜きにしてもマイル以下の距離に適性があると思います。

レッツゴードンキもソルヴェイグと同じように純粋なスプリンターではなく、1400〜1600mがベストなタイプ。ただ、成績が安定してきた近走のレースでは先行ではなく差し・追い込みに回っており、高速馬場の恩恵をまるまる受けられるかはもう少し前での競馬ができるかどうかにかかっています。

それと、グレード競争(GⅠ〜Ⅲ)でガツンガツンとかかってしまうのはそれだけエンジンが高性能だからで、こういう気性の前向きな馬が時計の速い馬場でスピードに乗り切ってしまうと意外に折り合ってしまうこともあり得ますが……こればかりはレースがスタートしてみないと分かりません。

ピッチ走法で走るので、桜花賞を勝っていると言っても、本質的には内回り・小回り向きの馬。ただ、こういう馬が好走するのがヴィクトリアマイルでもあるわけで、位置取りも含めて注目したい馬です。

そう言えば、レッツゴードンキも洋芝実績が豊富な馬なので、その点もプラスです。

 

2頭ともにチャンスはありそうですが……

ソルヴェイグ、レッツゴードンキともに高速馬場のヴィクトリアマイルで好走するチャンスは十分にあります。

この2頭の想定される人気を見ると、人気に支持されそうなのがレッツゴードンキ、下位人気に落ち着きそうなのがソルヴェイグ。ただ、ここ2年のヴィクトリアマイルの傾向は分かりきっているので、条件が揃っているこの2頭を推す人もいそうなのが……。

ソルヴェイグは川田騎手が想定されていますから、人気薄での出走になるのかは……。メンバーを見渡しても「ミナレット的」な先行馬として注目する人もいそうですし、そうなると妙味がなくなります。

ソルヴェイグとスマートレイアーの先行馬が折り合い重視でスローに落とした時に、追走が楽になったミッキークイーンの差し切りなども展開としては考えられるので、あくまで平均以上のペースで流れて、1分31秒台の決着になるのであればというのが、この2頭を推す条件になります。

 

まとめ

スプリント能力が問われたここ2年のヴィクトリアマイル。今年は高速馬場の恩恵を受けて好走するスプリンターが現れるのか?

オッズともども、上記の2頭には注目したいレースです。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

 

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