ファルコンSを予想する上で、今週の中京芝はどれだけ速いタイムが出るのかも注目で、芝のレースで当日の傾向を掴みたいところです。
ですが、芝は未勝利戦が2Rと500万下の牝馬限定戦が1Rと、参考に出来るのかは不透明…
ただ、3/12(日)のトリトンステークスでコースレコードが出ているので、路盤や芝が硬くなっているのは確かです。
また、中京競馬場は雨が降るとぐっと芝が重くなる傾向があるのですが、明日の降水確率は0%とのことなので、硬い馬場でレースが行われることを前提で予想をします。
予想
ファルコンSは過去の1〜3着馬を見ても、ペースが落ち着けばある程度前が残ります。また、馬場が高速化しているのであれば逃げ・先行、加えて内枠の馬が有利で、外からの差しは届きにくくなります。
人気馬について
1番人気に支持されそうなナイトバナレットは外枠の差し馬でここは割り引きたいところ。また、ディープブリランテ産駒にしてはしなやかに斬れるので中京の長い直線はベターだと思いますが、前走でも中山の坂ではスピードが鈍っていて、平均ペースでレースが流れた時に、坂を駆け上がってからの200mで前を捕らえられるかどうか…
ただし、ペースがハイになればまとめて交わすだけの力をもった馬であることは確かです。
2番人気に支持されそうなボンセルヴィーソはいかにもダイワメジャー産駒らしいパワーと先行力が魅力な馬です。メジャーエンブレムと同じように一瞬の斬れ味はありませんが、持続的に脚を使えるタイプで、前走の朝日杯FSではもう少しペースが流れればサトノアレスとの着差は詰まっていたのではないかと思えるような走りでした。
GⅡデイリー杯2歳Sで2着と好走していますが、上りの脚に限界があるのであそこまでスローに落としてしまうとぴゅんと斬れるピッチ走法の馬に切れ負けしてしまいます。
今回はエントリーチケットとの兼ね合い、そして、人気を背負った時に外連味のない逃げを打てるかが鍵となりそうです。
◎マイネルバールマン
父:ジョーカプチーノ
母:クリスビーナス(母父シンボリクリスエス)
短距離馬にしては胴長の体型はおそらく母父シンボリクリスエスの影響で、さらに母母父のGone Westからもしなやかさを受け継いでいて、ストライドで走るタイプ。
前々走のクリスマスローズS(OP)では中山の1200mを鮮やかなストライドで差し切りましたが、本質的には東京や中京などの直線の長いコースがベターです。
前走のクロッカスSは東京1400mというずんどばな舞台に出走したものの、スローの斬れ味勝負で遅れをとったという内容の4着。今回のファルコンSはさすがにあれほどのスローはないでしょうから、外からスムーズにストライドを伸ばせるはずです。
中京芝の状況次第ですが、外枠に入ったので、できれば前半はポジションを取りに行って欲しいところ。高速馬場だと外々追走はつらいので…
条件はほぼベストでこの人気であれば◎を打ちたいです。
◯ボンセルヴィーソ
父:ダイワメジャー
母:バイモユリ(母父サクラローレル)
とにかく持続戦に持ち込めるかが鍵になります。前走の朝日杯FSはもう少しペースが流れていれば…と感じさせる走りでした。
血統構成も走りもメジャーエンブレム(阪神JF、NHKマイルC)に似ているので、「肉を切らせて骨を断つ」ような他馬に脚を使わせる展開が理想です。もちろん、気性的にもハナに拘らなくとも競馬ができますが、スローになるくらいなら自分でペースメイクをした方が勝ち味はあるかと。
松山騎手も連続騎乗ですし、ここはこの馬の持ち味を引き出して欲しいですね。
▲メイソンジュニア
父:Mayson
母:アメアメリカーナ(母父American Post)
父MaysonはInvincible Spirit→Green Desert→Danzigと遡るパワースプリンターの系統。メイソンジュニアは日本の芝ではパワーが強すぎるDanzigをクロスしていますが、血統構成の割にはしなやかな走りをします。馬体を見てもおそらくスプリンターに完成するとは思いますが、福島2歳Sのマイネルバールマンをストライドで差し切った走りは優秀で、インでスムーズに運べれば1400mもギリギリこなせるのではないかとの見立て。
この馬はDanzigのクロスを考えると前向きな気性ですから、できればペースがある程度流れて欲しいところ。ボンセルヴィーソが好走するようなレースであれば突っ込んで来れるかな、と。
以下は3着候補で
△ジョーストリクトリ
△ラニカイサンデー
△レジーナフォルテ
△エントリーチケット
△ディスティニーソング
買い目
馬単
13→10. 5. 4. 1. 6. 16. 8
3連単
1着:13. 10
2着:13. 10. 5. 4
3着:13. 10. 5. 4. 1. 6. 16. 8
まとめ
今年のファルコンSはジョーカプチーノ産駒が2頭出しで、父子制覇に挑みます。
ジョーカプチーノは種付け頭数からすると、初年度産駒から重賞へ出走する馬を2頭も輩出しましたから、今後、マンハッタンカフェの後継種牡馬として活躍を期待したところです。
皆様にとっても素晴らしいレースになりますように。
以上、お読みいただきありがとうございました。