GⅡフィリーズレビュー(2018年)は内回り+1400mOKの阪神JF◎◯にもう一度期待して!

f:id:hakusanten:20180310182920j:plain

桜花賞トライアルのフィリーズレビュー(GⅡ・阪神芝1400m)は内回りコースで行われることもあって、バキューンと鋭い脚を使う馬よりも機動力に優れた器用な馬が優勢のレースです。

ただ、オークスと秋華賞の2冠馬メイショウマンボやエリザベス女王杯を制したクイーンズリングなど、GⅠ級の馬が素質でぶっこ抜くこともあるレースだけに、能力的に抜けた馬がいるのかどうかもポイントでしょう。

 

阪神の芝は「高速」+「イン有利」

今開催の阪神芝は速い時計の出る馬場コンディションとなっており、土曜日もその傾向は続いています。

また、外差しが全くダメというわけではないものの、コースロスの少ないインが有利なのも覚えておきたいところです。

 

今年は抜けた素質馬がいるのか?

今年のフィリーズレビューは阪神JF5着のモルトアレグロ、ファンタジーS3着のアマルフィコースト、未勝利から3連勝でここへ臨むアンヴァル、デビューして2戦2勝のアンコールプリュなどが上位の人気に推されています。

人気上位の馬たちも「抜けて素質がある!」と言い切るにはワンパンチ足りない印象もあるため、多くの馬にチャンスがあるレースになりそうですね。

 

フィリーズレビューのポイントは2つ

フィリーズレビューのポイントは大きく2つあります。

1. 阪神芝1400mへの適性

2. 前傾ラップを乗り切るパワー

阪神芝1400mは内回り(直線が短い)+ゴール前に坂があることから、スピードだけではなくパワーと器用さの求められるコースです。そのため、ストライドを伸ばして走る馬よりもピッチ走法の馬に向いています。

また、1200mベストのスプリンターが出走することもあり、前半のペースが速くなることがデフォルトです。そのため、速いペースを乗り切るパワーがあるかどうかもポイントです。

それでは今年の出走馬のなかで、器用さに長けた馬とパワーのあるピックアップしてみましょう。

 

ピッチ走法の馬は?

器用さの代表とも言えるピッチ走法の馬は以下の通りです。

アンヴァル

デルニエオール

ナディア

アンヴァルは母アルーリングボイス譲りのピッチ走法で、ロードカナロア産駒としては珍しいタイプです。

オルフェーヴル=ドリームジャーニーの全妹デルニエオールはいかにも後者に似た馬体のピッチ走法。牝馬だけにもう少し馬体に馬場が欲しいところです。

 

器用さ+パワーのある馬

マドモアゼル

モルトアレグロ

アンコールプリュ

マドモアゼルとモルトアレグロは昨年の阪神JFで◎と◯にしたように阪神コースがOKなパワータイプ。どちらもピッチ走法ではないのですが、器用さのあるタイプと言えます。

アンコールプリュは新馬戦の直線でエンジンの掛かりが遅かったこと、前走の中京コースで坂を駆け上がる時にバキューンとした脚を使えたことからパワーはあります。ただ、本質的には長い直線に向いているので()としました。

 

他の人気馬は?

アマルフィコーストはダイワメジャー産駒としては重厚なストライドで走るタイプので、内回りコースはマイナス。その他の上位人気馬はしなやかなストライドで走るロードカナロア産駒が多く、ここでは割引です。

 

予想

阪神芝のコンディションとコース適性を考えると、器用さとパワーのある内枠に入った馬を選びたいところです。

 

◎マドモアゼル 3歳牝馬

父:ブラックタイド

母:ポールポジションⅡ(母父:Pivotal)

厩舎:斎藤誠(美浦)

母父Pivotalはブルードメアサイアーとして優秀なスプリンターで、日本でもミッキーロケットなどの重賞勝ち馬を出しています。

母ポールポジションはPivotal×デインヒル×Miswakiと代々一流のスプリンターやマイラーがかけられた好配合で、小倉2歳S2着のサイモンゼーレ(父キンシャサノキセキ)など産駒にはスピードを伝えます。

マドモアゼルは父がブラックタイドに替わり、母のスピードで好位につけて、父のスタミナで粘り込む脚質となりました。外回り芝1400mの前走でもしぶとく脚を使っており、阪神外回りでもパフォーマンスを落とすことはないでしょう。

阪神JFで◎にした馬ですが、外回りコースだとキレ負けしてしまうことがわかったので、この内回りで見直したいですね。内枠に入ったので、この人気なら飛び付きます!

 

◯モルトアレグロ 3歳牝馬

父:Speightstown

母:Mo Chuisle(母父:Free House)

厩舎:武井亮(美浦)

Speightstown産駒としては、母系に豊富なスタミナが入る好配合。今年のNHKマイルC2着のリエノテソーロと似たような配合で、1600mの高速決着はOKのタイプでしょう。

スピードとパワーに優れ、びゅんと加速できるのが最大の長所です。気性そのものは素直とは言え、母系に揉まれ弱いVaguely Nobleを引くので、馬群でイヤ気を出さなければチャンスも……。

阪神JFの1〜3着馬が順当にチューリップ賞でも好走したので、そこでの5着は価値があります。GⅠを勝ちきれるのかは?が付くので、ここはしっかりと勝っておきたいところでしょう。

 

△候補として

◎と◯以外は展開やポジション取りでどの馬にも好走のチャンスがあるので、△候補(3着候補)は多めに拾います。

△アンヴァル

△アンコールプリュ

△デルニエオール

△ナディア

△アマルフィコースト

アマルフィコーストはダイワメジャー産駒としては内回り向きではないですし、ファンタジーSから長期休養を経ての1戦だけに不安が大きいものの、素質でカバーしてしまう可能性もあるため押さえておきます。

この△のなかで1着まで突き抜ける可能性が高いのは、ペースが淀みなく流れたときにパワーのあるストライドで差し切ってしまうアンコールプリュですかね。

 

買い目

◎と◯の馬連と◎から△への馬単を。3連単は◎と◯を1、2着に固定したものと、アンコールプリュが1着で◎と◯が2、3着のものを買います。

この買い目であれば、当たったときはドーンと払い戻しが得られるはず!

 

馬連

3 - 7

 

馬単

1着:3

2着:1. 9. 2. 11. 6

 

3連単

1着:3. 7

2着:3. 7

3着:1. 9. 2. 11. 6

------------------------------

1着:9

2着:3. 7

3着:3. 7

 

まとめ

フィリーズレビューはふたたびマドモアゼルとモルトアレグロに◎と◯を打ちます。◎はこのオッズを見たら飛び付かずにはいられませんでした。

結末はどうなることやら……。

皆様にとっても素晴らしいレースになりますように。

以上、お読みいただきありがとうございました。