函館2歳Sは人気薄の「内枠+関東馬」を2・3着にマークした3連単で高配当を!ーー予想

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函館2歳S(GⅢ・芝1200m)はJRAにおける最初の2歳重賞。デビューして間もない若駒たちがスピードと完成度、そして素質を武器に世代初のステークスウィナーを目指します。開催最終週の重賞レースを勝ち上がるのはどの馬なのでしょうか?

 

函館2歳Sのポイント

函館2歳Sは近4年続けて2桁人気の馬が3着内に好走していることからも、波乱度の高いレースです。まだキャリアの浅い2歳馬同士の争いですから、素質馬であっても「ほんのちょっとしたこと」で力を発揮できないこともあります。

素質だけではなくスピードと完成度を問われるレース。将来性よりも「ここをピンポイントで好走できる」馬を探したいところです。

 

今年は混戦模様

今年の函館2歳Sはナンヨーイザヨイ、アスターペガサス、カルリーノなどが上位の人気を形成しています。ただ、スピードと完成度で他馬をぶっち切るレースぶりではなく、1人気のナンヨーイザヨイにしてもグリグリの支持を集めているわけではありません。

現時点(21日の17時現在)で7人気のトーセンオパールまでが単勝10倍台となっており、票も割れ気味です。そのため、かなりの人気薄が好走しないと、3連単10万オーバーの高配当は望めないかも……。

 

過去に好走した2桁人気馬の共通点

週中の展望記事で、過去に好走した2桁人気馬について解説しているので、詳しくは以下をご覧下さい。ここでは簡単に、それらの馬の共通点に触れておきます。

2桁人気馬の共通点

関東馬

内枠(4枠より内)

馬体重は460kg以上

すべての馬に共通するのはこの3点です。このレースは好走率だと「関西馬>関東馬」となっていますが、波乱の立役者となるのはすべて関東馬。高配当を狙うのであれば、「4枠より内に入った関東馬」から馬券を組み立てるのがベストと言えます。

 

4枠より内の関東馬は?

さて、それでは4枠より内に入った関東馬をチェックしましょう!

ラブミーリッキー

ガイセン

トーセンオパール

カルリーノ

イチゴミルフィーユ

(内枠から降順)

該当するのは上記の5頭。このなかで2桁人気なのはラブミーリッキーとガイセンのみとなります。トーセンオパールとイチゴミルフィーユは週中の展望記事で取り上げた注目馬ですが、ここまで人気になるとは……。クヨクヨしても仕方ないので、気持ちを切り替えて◎の馬を選びましょう。

選択はラブミーリッキーとガイセンのどちらか……。前者はダートの新馬戦を勝ち上がったサウスヴィグラス産駒ですから、あきらかに芝は割引です。それなら「ガイセンに!」となるものの、馬体重が410kg台というのはネック。う〜ん、困りましたね。

 

予想

「2桁人気+関東馬+内枠+馬体重460kg以上」だと、残るのはラブミーリッキー1頭だけ。いくら時計のかかる洋芝だとしても、サウスヴィグラス産駒に◎を打つのは抵抗があります。となると、今年はそれほど荒れないのでしょうね……ショボーン。

さて、2桁人気の激走が薄いのであれば、内枠に入った下位人気の関東馬2頭が2・3着に入線した2013年のイメージで馬券を組み立てます。

2013年の函館2歳S

1着:クリスマス(1人気)

2着:プラチナティアラ(9人気)

3着:トーセンシルエット(8人気)

勝ちタイム:1分09秒6(良)

前後半3F:33.7 - 35.9

この年は1〜3着を関東馬が独占しました。1人気のクリスマスが直線で後続を突き放すと、好位で粘り込んだプラチナが2着、インを立ち回って差してきたトーセンが3着に入線。この2・3着馬は内枠の関東馬で、ともに馬体重が430kg台と小柄な馬でした。これをヒントに2・3着候補を選びます。

 

2・3着の候補は?

「内枠の関東馬+下位人気」のなかで、器用に内を立ち回れる馬をピックアップ。

ガイセン

トーセンオパール

イチゴミルフィーユ

3頭ともに器用さとセンスをもっています。ガイセントーセンオパールは410kgの小柄な馬なのでやや割引。とは言え、小気味の良いピッチ走法のトーセンは「洋芝+小回り」はずんどばの舞台です。

2013年のイメージに近いのはトーセンとイチゴミルフィーユの2・3着付け。ただ、ガイセンも9人気まで上がる可能性があり、捨てきれないのがネックですね。それなら、この3頭は残して1着馬を絞りましょう。

 

1着候補は?

21日(土)の函館芝は時計が速く、先行有利なコンディションでした。そのことを踏まえると、2013年のこのレースを勝ったクリスマスのように先行力のあるタイプを狙いたくなりますね。

 

上位人気の先行馬

上位の人気に推されている先行馬は以下の4頭。

カルリーノ

アスターペガサス

ナンヨーイザヨイ

ホールドユアハンド

カルリーノは前走で好位からのレースをしたものの、スピードの違いで押し切ったレースではないだけ割引。ただ、関東馬という点はプラスです。

アスターペガサスナンヨーイザヨイはともにスッと好位に付けられるスピードをもっています。クリスマス的なイメージに近いのは前者ですが、後者も捨て切れません。

ホールドユアハンドはダートの新馬戦を逃げて圧勝した馬。これまでの函館2歳Sは前走ダート戦からの好走馬が出ていないので、その点は不安ですね。ルメール騎手が乗ることでの上位人気とあって、もっとも買い難い1頭です。

ホールドユアハンドを除く3頭はどれが勝ってもおかしくないので、1着候補とします。

 

買い目

3連単のみを購入。2・3着にマークするのは上に書いたガイセン、トーセンオパール、イチゴミルフィーユの3頭。1着にはカルリーノ、アスターペガサス、ナンヨーイザヨイをマークします。これでも18点なので、配当的にはOK。後はガイセンが頑張ってくれることを祈りつつ……。

 

3連単

1着:5. 6. 11

2着:2. 4. 7

3着:2. 4. 7

最低配当だと10万円を割り込みますが、そこは割り切って。

 

まとめ

出馬登録の段階からトーセンオパールとイチゴミルフィーユは買いたいなと思っていたので、アレコレと理由を付けての購入。2歳馬同士の重賞は何があるのかわからないので、できるだけ高配当になる買い目を組みたいですよね。

皆さまにとっても素晴らしいレースになりますように。

以上、お読みいただきありがとうございました。