関屋記念(2019年)はディープインパクト産駒の上位独占に期待して!ーー◎フローレスマジック&◯エントシャイデン

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サマーマイルシリーズの第2戦「GⅢ・関屋記念」はJRA最長のホームストレッチをもつ新潟競馬場が舞台。夏のマイル・チャンピオン、そして秋のマイルGⅠへと飛躍するのはどの馬なのでしょうか?

 

関屋記念のポイント

新潟競馬場で行われる芝の重賞レースは、ついつい差し・追い込み馬に目が向いてしまいますが、意外と逃げ・先行馬の好走が多い舞台です。

関屋記念の過去10年において、逃げ馬は3勝、4コーナー5番手内の馬が11頭も2着内に好走しているように、前々からスムーズに運べる馬をまずチェックするのがベターです。

 

逃げ・先行馬は?

今年の関屋記念に出走する17頭のなかで、逃げ・先行馬は以下の6頭です。

マイネルアウラート

ヤングマンパワー

オールフォーラヴ

サラキア

フローレスマジック

トミケンキルカス

(内枠から降順)

このなかで「ピュアな逃げ馬(=逃げないと力を発揮できない)」は「0」。ただ、「外からかぶされなければ2・3番手でもOK」という馬ばかりがずらりと揃ったので、先行争いになっても驚けません。

今年の関屋記念において、逃げ・先行馬が残るとすれば、以下の2つの条件が揃ったときでしょう。

1. 馬群が縦長

2. 前後半800mが46.5 - 46.0のスローペース

スローペースにもかかわらず馬群が縦長になると、直線の長い新潟の芝コースであってもそうそうにズドーンとした追い込みは決まりません。もし、今年の関屋記念で上の2つの条件が揃うなら、逃げ・先行馬にチャンスが出てくると言えますね。

 

前後半800mのペースは46.5 - 46.0がベスト!

現在の新潟芝は「驚くほどの高速馬場」というわけではないので、関屋記念の勝ちタイムは1分32秒台が濃厚です。おそらく今年の前後半800mは46.5 - 46.0前後となり、逃げ・先行馬にとって前で粘りやすいペースを作れるでしょう。

後は、人気の差し馬たちがどれほど馬群を縦長にしてくれるのか……。追い出しを待ってくれるのかにかかってきますね!

 

上りの速い馬場ならディープインパクト産駒

現在の新潟芝はびっくりするレベルの高速馬場ではないものの、そこそこには速いタイムの出る馬場となっています。それに加えて、JRA最長の直線を誇る新潟の外回りコースですから、今年の関屋記念もディープインパクト産駒をチェックしなければなりません。

オールフォーラヴ

サラキア

エントシャイデン

ディメンシオン

リライアブルエース

フローレスマジック

ミッキーグローリー

今年は上記の7頭がゲートイン。このなかには上位の人気に推されるミッキーグローリーも入っています。

 

しなやかストライドのディープ産駒は?

ディープインパクト産駒にもさまざまなタイプがいますが、大まかな特徴は「しなやかなストライドで走る」ことと「高速決着に強い」の2点。

しなやかなストライドは長い直線を走るのに適しており、関屋記念でピックアップしたいのは、この走法を受け継いでいるディープインパクト産駒です。

サラキア

エントシャイデン

リライアブルエース

フローレスマジック

しなやかなストライドで走るのは上記の4頭。そのなかでも、高速決着に強い配合と言える「父ディープインパクト×母父Storm Cat」のフローレスマジックは、旺盛な前進気勢をコントロールすることができれば、牡馬相手の重賞でも十分に好走できるポテンシャルをもっています。

また、ここ2戦のマイル重賞で掲示板外のエントシャイデンはここで人気が急落しており、ここは注目の1頭。2走前の安田記念15着を除くと、長い直線のレースでは好走しており、しなやかなストライドでズドンと突っ込んでくるシーンも十分に考えられます。

サラキアは外から被されることなくスムーズに先行できるなら……。リライアブルエースは昨春の体調が戻っているなら、圏内も十分です。

 

人気のミッキーグローリーは?!

上位の人気に推されるミッキーグローリーは全弟のカツジと同じく、しなやかなストライドというよりも小回り向きの無駄のない足さばきが特長の馬だけに、長い直線の新潟外回りコースがずんどばな舞台なのかは半信半疑……。それでいて上位の人気になるのであれば、オッズ的にバッサリと切り捨てても良いかなと。

 

予想

今年の関屋記念を予想する上でキーポイントとなるのは、トミケンキルカスとサラキアの逃げ争いです。サラキアはスタートが良くない馬にもかかわらず内枠に入ってしまったので、スンナリと先行ポジションを取れるのかどうか……。

サラキアがスタートで後手を踏み、トミケンキルカスがスッとハナを取り切る形になると、前半800mが47.0前後になることも考えられ、単純に前々有利とはならないかもしれません。

(あまりにもスローペースになると、4コーナー手前からスピードに乗って、ビュンと加速できる馬が抜け出すレースになるため、逃げ・先行馬がそれほどは残れない)

上記とは反対に、トミケンキルカスとサラキアがスムーズに先行し、この2頭で縦長の馬群を作りながらも前半800mを46.5前後で通過するなら、逃げ・先行馬が残る可能性も十分に考えられます。

 

◎フローレスマジック 5歳牝馬

父:ディープインパクト

母:マジックストーム(母父Storm Cat)

厩舎:木村哲也(美浦)

C・ルメール騎手が乗っていたら……とは思うものの、この馬を9人気で買えるのなら三浦皇成騎手に不満はありません。

全兄は安田記念を好タイムで制したサトノアラジンですから、マイルの重賞に不安はありません。むしろ、旺盛な前進気勢を考えるとマイルはベストなのかも……とも考えられます。ポテンシャルは一級品なので、後はスムーズにレースができるかどうかの一点だけです。

 

◯エントシャイデン 4歳牡馬

全姉のブランボヌールよりもしなやかなストライドで走るのが最大の特長。祖母のアジアンミーティアはダコールなど平坦コース向きの馬を多く出しており、急坂のない新潟もお手のもの。

ここ数走は重賞の壁に跳ね返されているような着順となっているものの、前走などは勝ち馬と0.5差の7着ですから、これほどに人気を落とすのなら食指が動きます。もともとは重賞級の能力がある馬ですから◯の印に。

 

▲サラキア 4歳牝馬

3連単の1着候補としてサラキアも買いたいので、この印に。今年のメンバーだと、この馬がスタートを決めて逃げてしまえば、アレヨアレヨもあり得るので、1着付けで高配当を狙いたいですね。

 

3着候補の馬たち

3着候補の馬としては上記のディープインパクト産駒はディメンシオンを除いて全頭買います。

オールフォーラヴはレディアルバローザ産駒なので、それほど直線の長いコース向きではないのがネック。ミッキーグローリーも直線の長いコースがそれほど合わないのと、ルメール騎手で人気になるなら3着あたりでマークするのが無難かな、と。

 

買い目

3連単のみ購入。

 

3連単フォーメーション

1着:8. 12

2着:8. 12

3着:4. 5. 11. 13

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1着:5

2着:8. 12

3着:8. 12. 4. 5. 11. 13

合計18点。配当的にもウハウハな買い目なので、当たることを祈るばかりです。

 

まとめ

◎◯▲が1〜3着を独占してくれれば高配当にありつけるので、今からレースが楽しみですね。今年の関屋記念はディープインパクト産駒の独占に期待して。

皆さまにとっても素晴らしいレースとなりますように。