GⅡ毎日放送賞スワンS(2017年)はタフな重馬場がずんどばなジューヌエコールに◎を!ーー予想

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スプリンターとマイラーが顔を揃えるスワンS(GⅡ・京都芝1400m)はマイルCS(GⅠ・京都芝1600m)へのステップレース。今年はスプリンターズS2着のレッツゴードンキ、夏に力を付けた3歳牡馬のサングレーザー、堀厩舎の未完の大器キャンベルジュニアなどが上位の人気に支持されています。秋のマイルGⅠへ向けて、どの馬が好スタートを切るのでしょうか?

 

京都競馬場の芝コース(馬場)は?

京都競馬場は21日(土)、22日(日)の2日間ともに雨のなかでのレースとなりました。菊花賞(GⅠ・京都芝3000m)の行われた日曜日は133.5mの雨量を計測し、馬場が「不良」まで悪化。菊花賞の上り3Fが40.0秒とダートよりも時計が遅くなる、かなりタフなコンディション。

降雨のなかでレースが行われたことにより、京都の芝コースは全体的に傷みが見られ、時計の速いパンパンの良馬場は望めない状況です。

 

28日(土)も雨の予報

24日(火)に発生した台風22号は日本に向かって北上し、今週末は先週に続いて雨の予報が出ています。28日(土)の天気予報にも雨のマークが付いており、スワンSはその影響のなかでのレースとなりそうです。

22日は出走した各馬がラチ沿いを避け、馬場の真ん中よりも外へと進路を取るレースが目立っていました。28日も雨の降り出す時間によってはコース取りがレースの鍵をにぎる可能性があります。

 

Robertoの血が活躍

22日、京都競馬場のメインレースとして行われた菊花賞は不良馬場で体力をロスした馬が次々と脱落していくサバイバル戦となりました。菊花賞の2〜4着馬はパワーとスタミナに優れたRobertoの血を引いており、よりタフさを問われる馬場だったと言えます。

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京都の芝コースは3コーナーから下り坂+直線が平坦というレイアウトのため、ゴリゴリのパワーよりもスピードと素軽さが求められます。中山や阪神の芝を得意とするRobertoにとって、京都は適性に合わない舞台です。

 

スワンSもRobertoもちのパワー型をピックアップ

京都競馬場は木・金曜日と晴れたので、芝が「稍重」まで回復しています。ただ、芝の傷みは残っていますし、土曜日に雨が降ることを考えると、タフな馬場であることは間違いないでしょう。ふたたびRobertoの血が活きるのでは……と妄想します。

スワンS出走馬のなかで、5代血統表にRobertoの血を引く馬は3頭。

レッツゴードンキ

ジューヌエコール

ダノンメジャー

(内枠から順に)

タフな馬場は「ずんどば!」な3頭がピックアップされました。スワンSの◎はここから選びます。それでは、1頭ずつ見ていきましょう。

 

レッツゴードンキ 5歳牝馬

父:キングカメハメハ

母:マルトク(母父:マーベラスサンデー)

厩舎:梅田智之(栗東)

生産:清水牧場

2015年の桜花賞馬。3歳秋から4歳夏までスランプに陥りましたが、スプリント路線に転向して成績が安定。今春は京都牝馬S(GⅢ・京都芝1400m)で久しぶりの重賞制覇を飾ると、高松宮記念とスプリンターズSの春秋スプリントGⅠを2着に好走しました。

今走は休み明けだったスプリンターズS2着からのローテーション。京都芝1400mは京都牝馬Sを勝っているように適性に合っていますし、重馬場も得意なタイプ。かかりやすい馬なので、前に壁を作ってレースを運べる内枠はプラス。4コーナーから直線にかけて馬群をさばければチャンスも。

 

ジューヌエコール 3歳牝馬

父:クロフネ

母:ルミナスポイント(母父:アグネスタキオン)

厩舎:安田隆行(栗東)

生産:ノーザンファーム

2歳の新馬戦からデイリー杯2歳S(GⅡ・京都芝1600m)まで3連勝を上げた素質馬。阪神JF→桜花賞までは馬券圏内に入れず、そこからスプリント路線へ転向します。

前走、初の古馬相手となった函館スプリントSは1分6秒8のレコードタイムで制し、スプリンターとしての能力の高さを見せました。50kgの軽量+超高速馬場の恩恵を受けたとしても、強敵相手の完勝は素晴らしいの一言です。

母ルミナスポイントはダートの上級馬で、Halo3×4の機動力がウリのパワースプリンター。そこにクロフネが配されたのがジューヌエコールですから、ベストは阪神1400mだとは思うものの、タフな馬場はずんどば!

蹄の不安によってキーンランドCを回避し、スワンSは休み明けの1戦。母系は前向きな気性の馬を多く出す名牝ソニンクの系統ですから、間隔が開いたのは気になりません。息が保てばて……チャンスも。

 

ダノンメジャー 5歳牡馬

父:ダイワメジャー

母:ヴィヤダーナ(母父:Azamour)

厩舎:橋口慎介(栗東)

生産:ノーザンファーム

2歳の早くから重賞で好走したものの、3歳春のクラシックは大敗が続き、それからマイル路線へ転向しました。今年に入って1800mのOP特別を2勝し、復調なったと言えるでしょう。

母父AzamourはキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSなどのGⅠを勝った中距離馬。その父Night Shiftが日本を代表する種牡馬ノーザンテーストと似た血統構成のため、ダノンメジャーはこのクロスから大きなパワーを得ています。

ダイワメジャー産駒としては、小回り・内回り向きのパワータイプ。母系にRobertoが入ることから、ダノンメジャーは中山芝1600mがベスト。京都の外回りは適正に合っている舞台とは言えませんが、タフな馬場であれば……。

 

予想

今年のスワンSは先行馬がセイウンコウセイとトウショウピストの2頭と少なく、有力馬の多くは差し・追い込み馬。もともとスワンSはハイペースになっても逃げ・先行馬が残れるだけに、ジューヌエコールもダノンメジャーも前々に行けるならチャンスがありそうですね。

 

◎ジューヌエコール

厩舎から仕上がりに不安があるというコメントが出ていますが、走ってみなければわからないですし、馬体が緩くてもソニンク牝系特有の前向きさでカバー。

今年の3歳馬のなかで、古馬混合の重賞を勝ったのはこの馬だけですから、能力が高いことは間違いありません。重厚なピッチで走る馬なので、タフな馬場は得意。この人気なら◎を。

 

◯ムーンクレスト 5歳牡馬

父:アドマイヤムーン

母:ビューティーコンテスト(母父:シングスピール)

厩舎:本田優(栗東)

前走のポートアイランドSでOP特別を初制覇。タフなレースに強く、ゴールに向かって失速していくラップを得意としています。父アドマイヤムーン×母父シングスピールなので、Halo4×4のクロスで機動力に優れたマイラー。本質的には京都外回りコースは向かないものの、タフな馬場であれば鋭さ負けの心配は必要ありません。

母ビューティーコンテストはコテコテの欧州血統ですから、この馬場も苦にはしないでしょう。内に閉じ込められる心配のない外枠はプラスで、荻野極騎手が馬場の良いことろを選んでスムーズに先行すればここでも。

 

その他の有力馬について

重馬場適性があって、他馬がバテたところをグイグイと伸びてくる△ヒルノデイバロー△ティーハーフの2頭はどうも罠の匂いがして……好走したとしても3着の気が……。

レッツゴードンキは弱点は少ないものの、内枠で馬群をさばけるかどうかとペースが流れてゴールに向かって失速するようなペースになると不安があります。△ダノンメジャーは小回り+直線に坂のあるコースに向き、馬場がタフになればなるほどチャンスが広がります。△フミノムーンはスタートが安定しないので1400mの方が差しやすいでしょう。

△セイウンコウセイは斤量の58kgが不安……京都1400mのタフな馬場で圧勝歴をもつ馬。でも、重馬場だと重い斤量は堪えるものなので……。

キャンベルジュニアは直線の長いコースの1800mがベスト。豪州産のパワータイプとは言え、キレイにストライドが伸びるので重馬場はマイナス。ゆる〜いペースの1400mであればチャンスもありそうですが……。

 

買い目

ジューヌエコールはソコソコの人気ですし、まずは単勝を。◎から◯△への馬連はオッズを見てから考えます。ダノンメジャーとセイウンコウセイだと低配当になりそうなので。3連複は◎◯の2頭軸から△への5点。

 

単勝

6

 

馬連

6 - 16. 4. 5. 15. 11. 12

 

3連複

6. 16 → 4. 5. 15. 11. 12

 

まとめ

近年の短距離重賞はほとんどスローペースになるものの、逃げ・先行馬が少ない組み合わせのときこそ、ペースが速くなることがあります。

馬場の悪さを考えても今年のスワンSはペースが緩む可能性が大きく……と書くとハイペースの消耗戦になったりするので競馬は恐ろしい……。タフな馬場をスイスイと走るのはどの馬なのでしょうか?

皆さまにとっても素晴らしいレースになりますように。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。