7月9日(日)のJRAは福島メインのGⅢ七夕賞、中京のプロキオンSがそれぞれフルゲートに満たない出走頭数となりました。WIN5対象レースも福島と中京の10Rが少頭数ということもあり、「ずんどば!」と当てられるように張り切って予想します。
WIN5対象レース
中京10R 有松特別 3歳以上1000万下 ハンデ
福島10R 天の川賞 3歳以上1000万下
函館11R マリーンS OP ハンデ
中京11R プロキオンS GⅢ
福島11R 七夕賞 GⅢ ハンデ
ハンデ戦がWIN5対象レースのなかに3つも組まれるという悪夢……すでにめまいがしますね。マリーンSは単勝1倍台の支持を受けるテイエムジンソクが中心馬となるものの、福島と中京の10Rは少ない頭数+オッズも割れ気味なだけに難しく、ここを通過できれば「WIN5」にグっと近づきます。
中京10R 有松特別 3歳以上1000万下 芝1600m
土曜日の中京芝は「逃げ・先行」と「差し・追い込み」はイーブンの馬場コンディション。「外差しの利く馬場」という意識が騎手の心理に働いたのかスロー寄りのペースになるレースが多く見られました。ただ、ペースに関わらず速い時計の決着になっていて、ディープインパクト産駒の活躍が目立つ軽い馬場。
1、2番人気が牝馬
1番人気は1600万下から降級した4歳牝馬のカイザーバル、2番人気は昇級初戦となる3歳牝馬のミリッサ。実績なら秋華賞3着もある前者、勢いならハイレベルと言われる3歳牝馬路線で好走していた後者という図式のレースです。
カイザーバルは降級初戦となった前走で1倍台の支持を受けながらも伸びあぐねて4着に敗退。馬券圏内は十分にありますが、1着となると全幅の信頼を置きにくく……。
ミリッサはオークス馬シンハライトの半妹という血統から、クラシック路線でも注目を集め集めた1頭。ダイワメジャー産駒としては珍しい追い込み馬というのが今走では最大のネックです。先週はズドーンと決まっていた福永騎手の外差しが土曜日は不発。1着まで突き抜けられるのかは不安が大きく……。
オーマイガイ 4歳牡馬
人気の牝馬2頭を嫌ったところで、展開的にも恵まれそうなのが逃げ馬のオーマイガイ。
降級戦の前走の500万下(1600m)を1分32秒3の好タイムで勝ち上がっての再昇級となります。時計の速い今の中京の馬場ともマッチしていて、スローペースから瞬発力を活かしたい馬が揃った今走は後ろから突ついてくるような展開は考えにくく、マイペースにもち込める公算が大。
牝馬の2頭に人気がかぶるようであれば、この馬の1着に期待したいですね。
ピックアップ馬
1. オーマイガイ
福島10R 天の川賞 3歳以上1000万下 ダート1700m
10頭と少頭数ながら、このレースが鬼門。前走で掲示板に載った馬が0頭というカオスなレース。JRAも難易度の高いレースをWIN5にぶち込んできました。
10頭しかいませんし、高めの配当を狙うのならここで全頭ピックもありかな、とは思います。ここは考えても分からないレースですしね。ただ、資金的に全頭ピックは厳しいので人気と人気薄から1頭ずつ選びます。
上位人気枠
上位人気からは、スルターナ+横山典騎手、アンプラグド+石橋脩騎手、フクノグリュック+内田博騎手の3頭。
えっ、ナニコレ!?
馬だけではなく鞍上を見ても難解すぎてめまいがします。福島競馬場なら内田騎手に触手が動きますが、ここはあえて「1番人気の横山典騎手」という高いハードルを選択。
横山典+昆貢厩舎は木曜日に川崎で行われたスパーキングレディーカップをアンジュデジールで制し、勢いがあるコンビ(と信じたい)。
競馬ファンであれば、この横山典騎手の1番人気はとても買いにくいはずで、それならむしろ…、というムードが漂っていますね。
人気薄枠
騎手には目をつむって、初コースというのも見なかったことにして、夏場は苦手なんじゃないかというのも横においてリベルタンゴ+菊沢一樹騎手をピック。
東京ダート1400で好走しているのは母系のStorm Cat×Gone Westの柔らかい血が入っているからでしょう。スマートストライクに母父マイラーなので小回りを先行するのは本来合うはずです。
福島ダートは1400→1700mへの距離延長が利きやすいコース(ただし、1400mで先行していた馬)。この馬よりも外にテンの速い馬はそれほど見当たらず、外目をスムーズに先行できれば。人気薄のなかではこの馬を拾いたいですね。
ピックアップ馬
5. スルターナ
6. リベルタンゴ
函館11R マリーンS OP ダート1700m
単勝オッズ1倍台のテイエムジンソクは無条件にピックアップします。前走より斤量が+1kgなどはこの馬を切る理由にはなりません。残り1頭をどうするかというレースですね。
リッカルド 6歳騸馬
揉まれ弱いリッカルドにとってはもう少し外枠が欲しかった……とも思いますが、この馬よりも外に入ったのはすべて逃げ・先行馬なので、1コーナーまでには外目に出せるはずです。
昨年のエルムSを外から豪快に捲り差したように、小回り+締まった流れが適性としてはずんどばです。ここ2戦の敗退は交流重賞なのでノーカウント。
気分良く走れれば小回りコースのクリノスターオーをズバッと差せる馬ですから、このメンバーだと1着の可能性も十分にあります。
ピックアップ馬
11. テイエムジンソク
10. リッカルド
中京11R プロキオンS GⅢ ダート1400m
ここはメイショウウタゲの1頭のピックアップ。理由については下記の記事をご参照下さい。
GⅢプロキオンS('17年)はメイショウウタゲ鞍上の松山騎手に期待して◎ - ずんどば競馬
ピックアップ馬
1. メイショウウタゲ
福島11R 七夕賞 GⅢ 芝2000m
フェルメッツァの1頭をピックアップ。理由については下記の記事をご参照下さい。
七夕賞('17年)は◎フェルメッツァと2桁人気馬の好走に期待してーー予想 - ずんどば競馬
ピックアップ馬
3. フェルメッツァ
まとめ
ハンデ戦が3レースも組まれ、福島10Rがカオスなレースとかなり難易度の高い7月9日のWIN5。まともに考えても当てるのは難しいので、小点数で通過することを祈りたいですね。
皆様にとっても素晴らしいレースになりますように。
以上、お読みいただきありがとうございました。