WIN5でずんどば!ーー宝塚記念(6月25日)デーの予想

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宝塚記念は春の古馬中長距離GⅠ3連勝を狙うキタサンブラックが登場。11頭立てのレースということもあって、キタサンブラックの絡む馬券はかなりの低配当が予想されます。今年の宝塚記念のように圧倒的な1番人気馬が出走する場合は、配当を期待して「WIN5で勝負!」と考える競馬ファンも多いはずです。

今回の記事では、6月25日のWIN5を張り切って予想します!

 

WIN5対象レース

東京10R 清里特別

阪神10R 花のみちS

函館11R UHB杯 ハンデ

東京11R パラダイスS

阪神11R 宝塚記念 GⅠ

 

東京と阪神の10Rはどちらもはっきりとした中心馬が不在で混戦模様。それに加えて函館のメインは芝1200mのハンデ戦と難易度の高いレースが3つ続きます。もし、この3レースが通過したら、点数を絞りやすいパラダイスSと宝塚記念をワクワクして観戦できますね。

 

東京10R 清里特別 3歳以上1000万下 ダート1400m

土曜日の東京競馬場のダート戦は時計の速い決着。走りやすいダート・コンディションだったことから、道中で前の位置を取った馬がそのまま粘りこみ、中団〜後方からの差し追い込み馬は届かないレースが目立ちました。

 

サトノファンタシーの取捨が鍵

昨秋の東京開催で同1000万下クラスを快勝したサトノファンタシー(4歳牡馬 松田国英厩舎)が半年以上の休養からこのレースで復帰します。

サトノファタシーは全成績が(3 - 2 - 2 - 0)と馬券圏内を外したことのない安定感のある馬。前走の2着馬ブルミラコロは現オープン馬ですから、レベルの高い1000万下のレースを勝ち上がってきています。

関西馬ですが、東京コースも(1 - 1 - 1 - 0)と好成績を挙げているように長距離輸送も苦にしない馬で、後は休養明けで仕上がり具合はどうなのか?だけが焦点に。

ただ、この馬は中団に構えることが多く、今の馬場に合う脚質とは言えません。また、成績が安定しているだけに勝ちきれないのも事実で、この馬を1点にするのは怖い……。

 

その他の候補馬は3頭

上位の2〜4人気に支持されるのは3歳馬の3頭。ただ、ここまでの3歳馬はダートの1000万下クラスを勝ち切るまでは難しいのが現状。先週ユニコーンSを除外されて古馬混合戦の青梅特別(1000万下)に回ったアディラートも古馬の壁を破れず……。アディラートは3歳世代のダート路線ではトップクラス。かなりの素質馬でないと現状で1000万下を勝ち切るのは厳しいと言えます。

 

ファッショニスタ

2番人気のファッショニスタは戸崎騎手+安田隆厩舎のコンビで昇級初戦。GⅠの裏開催で東京に居残りの戸崎騎手は土曜日に3勝とソコソコの成績。

経験の浅い3歳馬にとって馬群に揉まれない大外枠に入ったのはプラス。マイナス要素としては初の長距離輸送と差しの脚質で馬場の傾向に合わないことでしょうか。

 

ウラガーノ

3番人気の牝馬ウラガーノは大野拓弥騎手+吉村圭厩舎のコンビ。この組み合わせはなかなか珍しいですね。

ウラガーノはオープンの端午Sを14着と大敗し、ここへ参戦してきました。オープン競走を経験してからの古馬1000万下というローテーションはプラス。

脚質的には先行できる脚があるので、すっと前を取れればチャンスも。不安な点は初の長距離輸送と前走大敗のダメージがケアされているかどうか……。

 

バンケットスクエア

江田照男騎手+矢野英厩舎のコンビで、今回が昇級初戦となります。前走は重馬場ながらダート1400mを1分22秒9の好タイムで勝ち上がり、3着以下を3馬身以上突き放す内容。

逃げることもできるタイプのため、江田照男騎手が乗っていることを考えれば、ここはハナを取る可能性も十分にあります。

関東馬なので長距離輸送がないのはプラスで、3歳馬の中ではマイナス要素の少ないバンケットスクエアを1番手に取りたいですね。

 

古馬から逃げ・先行馬を1頭ピックアップ

昇級初戦の3歳馬は何かと不安が大きいので、逃げ・先行タイプの古馬を1頭ピックアップします。

 

アイアムナチュラル

内田博幸騎手が騎乗する6歳牡馬。前走は新潟の1200mで前へ行けませんでしたが、コース替わり+内田騎手への手替りでここは先行策が濃厚です。

ダート戦であればWIN5の内田騎手は信用できるので、サトノファンタシーが2着に差し損ねた時の前残り要員としてこの馬を。

 

ピックアップ

10. サトノファンタシー

11. アイアムナチュラル

12. バンケットスクエア

 

阪神10R 花のみちS 3歳以上1600万下 ダート1200m

1600万下クラスなので、3歳馬の出走はなし。ここは1、2番人気のモルジアナとエイシンバランサーが中心。この2頭、どちらも似たような戦績で取捨が難しいところです。余裕があるのなら2頭ともにピックアップしたいものの、点数が多くなってしまうのが悩みどころですね。

この2頭の人気を考えると、どちらも買わないという選択肢もアリ。

 

モルジアナ>エイシンバランサー

ルメール騎手+木村厩舎は「いつもの」コンビ。この組み合わせはアルビアーノなどがパッと思いつきます。モルジアナは長期休養明け初戦がいくらか割引。休み明けは苦にしませんが、ルメール騎手の場合ダート戦だと揉まれて終了というシーンをよく見るので……。モルジアナはシャケトラの姉で父がDubai。アルビアーノと言い、これだけの名血牝馬が預託されるということは木村厩舎は生産者からの信頼も厚いのでしょう。

エイシンバランサーは関西馬ながら東京コースに良績のある馬で、右回りだと京都や小倉のように時計の速いコースの方がベター。岩田騎手+西園厩舎というコンビは好感なのですが、内枠というのがね……。逃げ馬ではないので内枠で揉まれた時が心配です。

 

ジープルメリア

ダートの短距離線としては逃げ・先行馬が少ないメンバー構成。ジープルメリアは幸騎手で大外枠に入り、内の馬を見ながら先行態勢に入れるのは大きなプラス。というか、もう逃げて欲しい。ジープルメリアの隣に先行馬のメイショウワダイコがいて、これを行かせて番手の競馬でもOK。ただ、そのまま先行馬を交わせないというシーンも十分に考えられるので、幸騎手には逃げをお願いしたいですね。

前走は実力馬のサイタスリーレッドとコウエイエンブレムが揃った1戦で、逃げて13着敗退は致し方なし。田中健騎手を乗せて逃げたことがここで活きるはずで、人気としても手頃な感。

 

メイショウワダイコ

川田騎手ですから、WIN5のダート戦であれば狙いやすい。ジープルメリアと同じく外枠の先行馬。前走は大きく崩れていますが、川田騎手で改めての感。

逃げてしまえば、そのまま!があるメンバー構成なので、人気的にも押さえておきたいです。

 

ピックアップ

13. ジープルメリア

12. メイショウワダイコ

 

函館11R UHB杯 3歳以上1000万下 芝1200m

ここは勝ち馬を選ぶのが難しいハンデ戦。資金に余裕のある人なら1〜10番人気まで無条件にマークするくらいの混戦模様。

函館は先週に比べて少し時計のかかる馬場に。まだインが有利で外差しが決まる場合はペースが流れていることが前提です。

ここは逃げ・先行馬が揃い、差しが決まりそうなメンバー。ただ、得てして逃げ馬がずらりと揃うとペースが遅くなることもあるので、ここは人気薄の逃げ先行馬をピックアップします。

 

ラホーヤビーチ

前走のHTB杯からの連闘。1枠の逃げ馬で新人の横山武史騎手ですから、ここは何が何でもハナへ。この横山武史騎手は土曜日の1Rを10番人気で勝利し、2Rは6番人気で2着とハッスルしていました。特別戦なので減量の恩恵もないですが、GⅠ開催の裏の函館で手強い騎手も不在の状況。WIN5としては新人騎手というだけで買いにくい……。逃げる馬の中でももっとも怖い馬とはいえ、騎手が……。普通の馬券で買うことになりそうですね。

 

ベルモントラハイナ

ラホーヤビーチの代わりとして取り上げたい逃げ・先行馬。小回り+平坦のローカルコースを求めて転戦をしている馬で、ここは小倉戦以来となる休み明けの1戦。これだけこだわってローカルコースに使っているのは好感がもてます。

父スウィフトカレント×母父アジュディケーティングですから、先週よりも少し時計のかかる今の馬場はプラスです。

丸山元気騎手ですから、小回りをソツなく乗ってくれることでしょう。勝つか大敗かのタイプのため4角手前でズルズルと後退していくシーンも十分に考えられるので、この1頭だけではさすがに怖いですね。

 

ライトフェアリー

外枠の逃げ馬で勝浦騎手。う〜ん、番手に引いてしまいそうでイヤな予感がするものの……。テンの速さは1番で、ラホーヤビーチさえ制してしまえばマイペースにもちこめるメンバー。

逃げないと力を出し切れない馬ですから、新人の横山武史騎手が1枠から無理やりでもハナを主張した時は厳しい展開になりますね。

さすがに、夏開催は函館を主戦場にしている勝浦騎手がここは意地を見せると考えて。WIN5で勝浦騎手を買う季節になったのだな〜と。こういう時に夏競馬を実感します。

 

ピックアップ

4.   ベルモントラハイナ

13. ライトフェアリー

 

東京11R パラダイスS オープン芝1400m

ここはグランシルク、ロードクエストの2頭。重賞好走馬と重賞馬の2頭。これをピックする以外にどうしろと言うのでしょうか?

ノットフォーマルやウインガニオンに逃げ切られたら仕方ない、そう思います。

 

ロードクエスト

JRAが作成した今週の宝塚記念PRビデオは池添騎手へのインタビュー。宝塚記念を3勝しているジョッキーがレースのポイントを解説する映像です。

 

www.youtube.com

jraofficial - YouTube

 

その池添騎手が阪神ではなく、裏の東京でロードクエストに乗っているわけです。復活を飾るには手頃なメンバー。追い込み馬のロードクエストにとってはノットフォーマルとウインガニオンという逃げ馬がセットされたレースで、ここはピックするしかない状況です。

 

グランシルク

東京であればスローがベストのパワー型マイラー。どちらかと言えば小回りを捲り差すのが得意な馬で、今回はノットフォーマルとウインガニオンの作るペース次第のところも。

あまりに流れるようだといつものように差し損ねもありえます。ただ、オープン特別でこの馬が56kgの斤量は明らかに有利です。

 

ピックアップ

9. ロードクエスト

5. グランシルク

 

阪神11R 宝塚記念 GⅠ 阪神芝2200m

宝塚記念の予想は先日に書いたものをご参照下さい。ここは1頭のピックで。 

春のグランプリ宝塚記念('17年)は凱旋門賞を勝てる馬に◎を!ーー予想 - ずんどば競馬

 

ピックアップ

11. サトノクラウン

 

まとめ

参考になるように、ピックアップ馬を紹介しました。宝塚記念も楽しみですが、今週のWIN5もGⅠ週だけあって盛り上がりますね。

 

皆様にとっても素晴らしいレースになりますように。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。