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中内田充正厩舎の期待の2歳馬('17年)をズバっと解説!&私的なベスト3を発表

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開業4年目を迎える中内田充正厩舎は7月9日(日)終了時点で全国調教師リーディング6位と好成績を上げています。今年はすでに26勝と昨年の31勝を上回るペースで勝星を量産しており、その活躍ぶりは目が離せません。

管理する2歳馬はここまで3頭がデビュー(すべて1番人気)し、その内の2頭が勝ち上がるなど好調なスタート。今回の記事では新進気鋭のトレーナー・中内田調教師が管理する期待の2歳馬をランキング形式でご紹介します。

 

すでにデビューした3頭

7月9日(日)終了時点で中内田厩舎から3頭の2歳馬がデビューし、新馬勝ちを上げたのはダノンプレミアムとフロンティアの2頭。もう1頭のサナコ(2歳牝馬)も新馬戦3着→未勝利戦4着としっかり掲示板に載る走りは見せており、勝ち上がるのもそれほど遠くはないでしょう。

この3頭の解説については下記の記事をご覧下さい。

新進気鋭のトレーナー・中内田厩舎からデビューした3頭の2歳馬を解説! - ずんどば競馬

 

競走馬登録されている2歳馬は10頭

現在(7月13日)、競走馬登録されている中内厩舎の2歳馬は10頭。すでにデビューした3頭を除いた残りの7頭について1頭ずつみていきましょう。

 

キューティバローズ(2歳牝馬)

父:マンハッタンカフェ

母:セントルイスガール(母父:Silver Hawk)

生産牧場:栄進牧場

馬主:猪熊広次

生産が栄進牧場+馬主が猪熊広次氏という珍しい組み合わせ……競走馬登録されている馬としてはキューティバローズのみですね。もともと猪熊広次氏は生産牧場に大きな偏りはなく競走馬を所有しているので、それほど気にしなくてもOK。

全兄のエイシンミズーリはOPまで駆け上がった6勝馬。キューティバローズは牝馬ということもあって、母父Silver Hawk(Roberto)のパワーが現れているかどうか……。このRoberto的なパワーを活かせれば、小回り・内回りをズバッと捲れる馬になりそうです。

 

グレートシール(2歳牡馬)

父:War Front

母:Qutar Moon(母父:Sadler's Wells)

生産:Premier Bloodstock

馬主:山紫水明

父War FrontはDanzig直仔のパワー・スプリンターながら欧州の芝でも活躍馬を出しています。母Qutar Moonは日本の芝では重厚過ぎるSadler's Wells産駒ながら、Darshaan×Caro×ゼダーンとキレと軽さのある血が入っており、これは好印象。

血統がやや重いキライはあるものの、「もしかしたら!」と期待するには十分な配合。芝も走れるはずですから、新馬戦はできればダートではなく芝でお願いしたいですね。

 

ジェシー(2歳牡馬)

父:エイシンフラッシュ

母:ジェシカ(母父:トニービン)

生産:坂東牧場

馬主:キャロットファーム

母ジェシカはダイナカールに遡る日本の名牝系の出身。ノーザンテースト×サンデーサイレンス×トニービンと日本の競馬に欠かすことのできない大種牡馬が代々かけられており、そこにアウトブリードの新種牡馬エイシンフラッシュですから、母系の良さを引き出す配合と言えるでしょう。

半兄のゼアブラヴ(父:ファルブラヴ)は新馬勝ちの後の万両賞でカラクレナイに0.2秒差の3着と確かな能力を見せています。

エイシンフラッシュに父が替わったジェシーも似たような活躍を見せてくれるのでは、と期待をしたいところです。

 

ノーブルスピリット(2歳牡馬)

父:オルフェーヴル

母:ノーブルステラ(母父:Monsun)

生産:社台ファーム

馬主:社台RH

母ノーブルステラは6頭の産駒が出走し、5頭が勝ち上がり。初仔のノーブルジュエリー(父Smarty Jones)はGⅢ京都牝馬3着、GⅢ中山牝馬S5着という出世頭。

母父がドイツ血統のMonsunですから、ノーザンテーストのクロスがうるさいオルフェーヴルとの配合は合うはずです。

ノーブルスピリットと似た配合の半姉プロキシマ(父:ステイゴールド)も今年の5月に3歳未勝利戦を勝ち上がっているので、それに続くことができれば。

 

フォックスクリーク(2歳牡馬)

父:ディープインパクト

母:クロウキャニオン(母父:フレンチデピュティ)

生産:ノーザンファーム

馬主:金子真人HD

POG御用達の名繁殖牝馬クロウキャニオンの仔が今年は中内田厩舎に入りました。全兄のカミノタサハラ、ボレアス、マウントシャスタ、ベルキャニオンなどを見ても分かるように、3歳春シーズンまでに2勝以上を計算できる配合。ドーンと大物は出ないものの、まず外さない一族なので複数の勝ち星を期待したいですね。

父ディープインパクト×母父フレンチデピュティはダービー馬のマカヒキ、ジャパンカップを制したショウナンパンドラなどを出すスーパーニックス。

中内田調教師が金子真人氏の信頼を勝ち取るためにも、このフォックスクリークは「結果」を出したいところです。

 

ベルーガ(2歳牝馬)

父:キンシャサノキセキ

母:アドマイヤライト(母父:Kris. S)

生産:ノーザンファーム

馬主:R. アンダーソン

馬主のR. アンダーソン氏は中内田厩舎からすでにデビューしたサナコを所有しています。

母アドマイヤライトはヒシアマゾンやスリープレスナイトなどを出したケイティーズ牝系。祖母のホワットケイティーデッドがNearcticの強いクロスを持っていることから、ベルーガはNureyevのパワーがオンになっている可能性が高く、同じキンシャサノキセキを父にもち母父Kingmamboのパワーが表現されたシュウジのようなパワー・スプリンターになりそうな……。

2歳の早い時期から活躍しつつ古馬になっても成長力のある配合ですから、長く楽しめそうな牝馬です。

 

メメント(2歳牡馬)

父:Dubawi

母:エヴァモア(母父:Dansili)

生産:ダーレージャパン・ファーム

馬主:H・H・シェイク・モハメド

解説

中内田厩舎+シェイク・モハメド殿下は好相性の組み合わせです。現役馬ではピンストライプ、イレイション、ロードスター、チャレアーダ、サヴィと2勝以上の馬が多く、その点からもメメントは期待がもてます。

父Dubawiは名血名競走馬のDubai Millenium直仔、母父Dansiliは日本ではハービンジャーの父として知られるデインヒル直仔。メメントは母系にRivermanが入ることから、2017年に日本で供用される種牡馬Makfi(父Dubawi×母父Green Desert)と配合が似ています。母エヴァモアはMiesqueやAllegrettaという名繁殖牝馬が血統表に入るのが魅力で、メメントにはMakfiと同じようなパワー・マイラーに成長することを祈って……。

 

7頭を見てみると……

中内田厩舎にはまだデビューしていない2歳馬もなかなかな好メンバーが揃っています。個人的にはグレートシールとメメントが日本の芝でどれだけの走りをするのかを早く観たいですね。

それでは、すでにデビューした3頭を含めた10頭の中から期待の2歳馬ベスト3を選びます。

 

中内田厩舎の期待の2歳馬(私的な)ベスト3

あくまでも私的に期待したい2歳馬なので、暖かい目で見て下さい……。

 

1. グレートシール

母父のSadler's Wellsがもう1代血統表の後ろへ下がっていたら、胸を張って「NO.1」に押したのですが……。ただ、祖母のJudeがいかにも日本の芝向きなキレをもっていそうなので、そこに期待して。War Front×Sadler's Wells×Darshaanなんて、いかにも英愛仏の2000ギニーをバキューンとぶっこ抜きそうな配合ですから、この血統が日本で観られるのも楽しみですね。

基本的にはパワー・マイラーだと思うので、まずはGⅠ朝日杯FSを目指しつつ距離がもちそうなら皐月賞も……という想定で。

 

2. メメント

メメントが牝馬であれば、ここにディープインパクトをつけて「GⅠ馬のでき上がり」という配合。母系にRivermanが入り、Mr. Prospector4×4のクロスをもつので、日本の芝向きのスピードはあるのでは……と想定して。Fall Aspen、Miespue、Allegrettaと世界的な名繁殖が血統表にちりばめられていること、そして、種牡馬として輸入されたMakfiと血統構成が似ていることから、ぜひ種牡馬になって欲しい1頭です。

メメント×ソウルスターリングだとAllegrettaのクロスが発生するので、それだけでも胸が熱くなります。エイシンフラッシュとメメントが出会ってもAllegrettaのクロスが……。種牡馬になるためにもGⅠ勝ちが欲しいところでしょう。

 

3. ダノンプレミアム

ダノンプレミアムかフォックスクリークかで迷いに迷ってこちらを。新馬戦で見せた重厚なストライドは母系のパワーがオンになっている証で、ディープインパクト産駒としては2歳の早い時期から活躍できるだけの筋肉をもっています。

この馬のパワフルなストライドは阪神の外回りをバキューンと弾けるだけの説得力があり、まずは朝日杯FSを目標にしたいところですね。

 

まとめ

グレイトシール、メメント、フォックスクリークなど楽しみな2歳馬が続々と競走馬登録をしている中内田厩舎。新馬戦で快勝したダノンプレミアムの次のスター候補生がどの馬になるのか、今から目が離すことができませんね。

*上記の馬たちがデビューを果たしたら、レースの内容については追記として解説をする予定です。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。