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7月22日(土)福島・中京・函館の芝コンディション考察

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夏競馬が始まった7月1日から、JRAは「福島・中京・函館」の3場所開催。先週は雨の降りしきるなかでのレースとなった日曜日の函館競馬場をのぞくと、芝は全体的に良好なコンディションが保たれていました。今回の記事は、22日(土)・23日(日)が開催最終週となる福島・中京・函館の芝コンディションについて考察します。

 

福島競馬場

先週の福島芝は土曜・日曜日ともにこれまでと大きな変化はなく、開幕週よりもやや時計はかかるようになってきたものの全体としては良好な馬場でした。

4月開催の終了後にエアレーション作業を実施していたことから、開催が進むにつれて「適度にクッションが利いた状態」→「レースによって芝が踏み固められた状態」へと変わることも頭に入れつつ、雨の影響を受けなければ先週と同じかやや速い時計の決着が想定されます。

福島競馬場の芝コースは傷みに強いエクイターフの占有率が高いため、インが悪くなる→外差し馬場という図式がここ数年は当てはまらなくなってきています。今週も内外に大きな偏りのない馬場でのレースとなりそうです。

 

先週の芝の時計は?

7月15日(土)の芝のレースは、500万下郡山特別(芝1200m)が1分9秒2、1000万下信夫山特別(芝2600m)が2分39秒6と開幕週に較べるとやや時計のかかる決着になりました。

16日(日)は500万下種市特別(芝2000m)が1分59秒0、OPバーデンバーデンC(芝1200m)が1分9秒0とこちらも開幕週に較べれば0.5秒ほど時計はかかっているものの、全体としては良好な状態が保たれています。

雨の影響さえなければ、開催が進んでもそれほど馬場は悪くならないのが今の福島競馬場の芝コースの特徴です。

夏の福島競馬が開幕!ーーコースと馬場の特徴についての簡単解説 - ずんどば競馬

 

週中の雨量と散水について

福島競馬場は18日(火)に39mmのまとまった雨が降りましたが、その後は水〜金曜日まで天候に恵まれています。芝の育成を目的として20日(木)と21日(金)にかけては散水を実施。金曜日にも散水を実施したことから、土曜日の芝の含水率はそこまで下がらずに先週よりも水分を含んでいる状態だと考えられます。また、19日(水)、20日(木)には芝刈りを実施。

芝の時計の速さは馬場に含まれる水分量(含水率)によって変わるため、今週は先週よりも「やや時計のかかる」馬場になっていることが予想できます。

 

7月22日(土)の馬場コンディションは?

週中に40mm弱の雨量と散水が行われていることから、含水率が先週よりも高くなっているはずで、想定としてはやや時計のかかるコンディション。内外の有利不利はそれほど大きくはなく、まだまだインコースも伸びる状態が続くのではないでしょうか。

また、ややパワーが要る馬場となっていることから、ディープインパクト産駒の活躍が続くのかどうかも注目です。

 

中京競馬場

夏の中京開催は7月22日(土)から4週目に入ります。今開催の中京芝は開幕週から時計が速く、先週の時点でもレコードが出るなど傷みの少ない芝コンディションでレースが行われました。ただし、時計が速い→先行有利というわけではなく、上級条件になればなるほど外差しが決まりやすいのも今開催の大きな特長のひとつです。

勝ち鞍は少ないものの、いかにも軽い芝らしくディープインパクト産駒が好調で、パワーよりも瞬発力が優勢な馬場だと考えれます。

 

先週の芝の時計は?

7月15日(土)の芝のレースは500万下マカオJCT(芝1400m)が1分20秒5、メインレースの1600万下マレーシアC(芝2000m)で1分58秒3のレコードタイムが出るなど、前の週に続いて「高速」な馬場コンディション。

マレーシアCは前後半1000mが60.1 - 58.2とスローペースにもかかわらずレコードタイムでの決着になったように、かなり時計の速い馬場だったと言えます。レースラップは12.8 - 11.3 - 12.3 - 12.1 - 11.6 - 11.5 - 11.6 - 11.5 - 11.7 - 11.9と後半はすべて11秒台のラップですから、瞬発力とスピードを持続できる能力が問われる1戦となりました。

7月16日(日)は500万下タイランドC(芝1200m)が1分8秒9、メインレースの1000万下シンガポールTC賞(芝2000m)が1分59秒6、最終レースの1000万下フィリピンT(芝1200m)が1分8秒3と土曜日よりも少しだけ時計のかかるようになりました。

土日を通して先行馬もソコソコ粘れる馬場になり、日曜日のフィリピンTは外差しではなくインコースを通った馬たちが上位を独占したことから、少しずつイン有利に変化していることが見てとれます。

 

週中の雨量と散水について

中京競馬場は17日(月)に12.5mm、21日(金)に0.5mmの雨が降っています。今開催は開幕週から15日(土)まで散水は行われていませんでしたが、16日(日)、18日(火)〜20日(木)まで散水を実施しているので注意が必要。これによって、先週よりもやや時計のかかる馬場へと変化する可能性があるので、土曜日のレースにおける時計の出方はチェックしておきましょう。

 

7月22日(土)の馬場コンディションは?

週中に散水を実施していることから、7月22日(土)は先週よりも含水率の高いなかでのレースになりそうです。やや時計のかかるコンディションになることが予想されます。

先週は時計は速いにもかかわらずやや外差しが優勢。ただし、内ラチ沿いがまったく伸びないわけではなく、少しずつ直線でインを通る馬もチラホラと出てきました。週中の散水によって内と外のどちらが優勢になるのか、また、逃げ・先行馬が残れる展開になるのかはしっかりと確認をしたいところです。

今週の馬場コンディションは先週よりやや時計はかかるもののインコースが有利になると想定します。

 

函館競馬場

開催6週目を迎える函館競馬場は先週からBコースを使用。レコードが連発した開幕週から較べると少しずつ時計のかかる馬場になってきました。Bコースへの変更によって7月15日(土)はイン有利+外差しの利かない馬場コンディション。

GⅢ函館記念が行われた7月16日(日)は午前中から雨が降り出し、馬場は重まで悪化しました。今週の開催に雨のなかでレースが行われた影響がどれほど出るのか注目です。

 

先週の芝の時計は?

7月15日(土)の芝のレースは500万下臥牛山特別(芝2000m)が2分00秒6、メインレースの1000万下STV杯(芝1200m)が1分8秒7とまだまだ速い時計の出る良好なコンディションが保たれていました。

16日(日)は500万下下北半島特別(芝1200m)が1分11秒3、メインレースのGⅢ函館記念(芝2000m)が2分1秒2と道悪の影響が出て時計がかなりかかる馬場になりました。

この馬場がどこまで回復しているのかには注目です。 

 

週中の雨量と散水について

函館競馬場は16日(日)に28mmの雨が降った後は天候に恵まれ、週中の雨量は0でした。芝の育成を目的として17日(月)〜20日(木)に散水が実施され、ある程度の水分が含まれた馬場と言えます。また、17日(月)に芝刈りが実施されています。

 

7月22日(土)の馬場コンディションは?

7月22日(土)の函館芝コースは、先週の15日(土)よりもやや時計のかかる馬場になっていることが想定されます。週中の散水だけではなく、雨のなかでレースが行われた日曜日の影響も残るはずで、時計が速くなる要素は見当たりません。

Bコースへのコース替わりによって、土曜日はインベタ+外差しの利かない馬場でしたが、日曜日の雨の影響で内側の芝がボコボコと掘れているようなら、外優勢になる可能性もあります。

土曜日のレースで騎手がどのようなコース取りをするのか?また、逃げ馬が残れるのかにはチェックをしておきましょう。

 

まとめ

3場所のなかで、これまでの傾向から変化があると考えられるのは中京と函館競馬場です。福島はこれまで通り。

 

中京

週中に今開催で初めて散水を実施→時計がややかかる?

外差し優勢→イン有利に変わる可能性も

 

函館

やや時計がかかり、雨のなかでレースが行われた日曜日の影響が出れば外差しに変わることも……。

 

日曜日の中京競馬場ではGⅢ中京記念が、函館競馬場ではGⅢ函館2歳Sが行われることから、土曜日の芝のレースでどのような時計が出るのか、また、どのような脚質の馬が好走するのか、そして通ったコースはどこかなどのチェックは欠かすことができません。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

 

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