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7月15日(土)福島・中京・函館の馬場(芝)コンディション考察

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夏競馬が始まった7月1日(土)から、JRAは「福島・中京・函館」の3場所開催。先週は、3場ともに雨の影響もなく全体的に「時計の速い」芝のコンディションでレースが行われました。中京競馬場は金曜日(7月14日)にかなりの雨量が予想され、先週からガラリと傾向が変わることも……。

今回の記事では、7月15日(日)の3場所の馬場(芝)コンディションはどうなるのかについて考察します。

 

福島競馬場

先週の福島芝は土曜と日曜日で時計の出方が変わる馬場でした。

7月8日(土)→開幕週よりもやや時計のかかる決着

7月9日(日)→開幕週と同じかやや時計の速い決着

日曜日は好タイムの決着が目立ち「かなり時計の速い」馬場コンディション。開幕週よりも少しだけ時計が速くなった印象を受けました。4月開催の終了後にエアレーション作業を実施していたことから、開催が進むにつれて「適度にクッションの利いた状態」→「レースで踏み固められた状態」へと変わることが考えられます。

イン+先行馬有利ではあったものの、スローからの瞬発力勝負であれば外から差してくる馬もチラホラと見かける馬場。

 

先週の芝の時計は?

7月8日(土)の芝のレースは、1000万下松島特別(芝2000m)が2分00秒6、メインレースの1600万下阿武隈S(芝1800m)が1分47秒2と開幕週に較べてやや時計のかかる決着が目立ちました。

9日(日)は土曜日の傾向からは一転して速い時計が出るようになります。500万下織姫賞(芝2000m)が1分58秒8、メインレースのGⅢ七夕賞(芝2000m)が1分58秒2、500万下彦星賞(芝1200m)が1分8秒6とほぼ開幕週と変わらない速い時計の決着。

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福島競馬場は「傷みに強い」とされるエクイターフが芝コースに占める割合が高く、雨の影響がなければ開催が進んでも速い時計が出ます。

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週中の雨量と散水について

福島競馬場は10日(月)〜14日(金)正午までに降った雨は0mm。そのため、芝の育成を目的として10日(月)〜13日(木)にかけて散水を実施しています。芝コースは木曜日まで行われた散水によってそこそこの含水率をキープしていたとしても、先週よりは乾いている状態です。また、11日(火)には芝刈りを実施。

芝の時計の速さは馬場に含まれる水分量(含水率)によって変わるため、今週は先週よりも「やや時計の速い」になっていることが予想できます。

 

7月15日(土)の馬場コンディションは?

週中に雨がまったく降らず、その替わりに木曜日まで散水を実施していることから、含水率が低くなっていることが予想できます。先週よりもイン+先行有利になっていることが考えられ、スローの瞬発力勝負になるかかなりのハイペースの消耗戦にならないと外差しは厳しい馬場。

時計が速いので、パワーのあるディープインパクト産駒の好走するコンディションになっています。

 

中京競馬場

先週の中京競馬場は雨の影響をほとんど受けることなく、全体としてかなり時計の速い馬場が出現しました。ただし、開幕2週目にもかかわらず直線で内ラチ沿いを空けて走る馬が多く、インはやや荒れているコンディション。

土日ともに、かなりのスローペースにならない限り外差しがバンバンと利く馬場になりましたが、全体の時計としてはかなりの「高速」状態。パワーと瞬発力が問われる馬場で、ディープインパクト、ハービンジャーの瞬発力型だけではなく、ダイワメジャーやステイゴールドなどのパワー型も走れるコンディションでした。

 

先週の芝の時計は?

7月8日(土)の芝のレースは、500万下茶臼山高原特別(芝2000m)が2分00秒2、メインレースの1600万下豊明S(芝1400m)が1分19秒9と開幕週よりも時計ひとつ速い馬場。茶臼山高原特別は全体的にスローペースだったために2分を切るような時計は出なかったものの、豊明Sは1分20秒を切る好タイムがマークされました。各馬が内を空けて走りながら上記のタイムが出ているので……。

9日(日)は500万下清洲特別(芝1400m)が1分19秒8、1000万下有松特別(芝1600m)が1分32秒7のレコード決着と前日の土曜日よりもさらにひとつ時計が速くなりました。これだけ高速決着にもかかわらず外差し優勢の馬場なので、そこは注意が必要です。

 

週中の雨量と散水について

中京競馬場は12日(水)に2.5mm、13日(木)に16.5mmの合計19mmの雨が週中に降っています。14日(金)はJRAのHPの「馬場情報」で「雨量0mm」とされているように正午までは雨が降っていません。東海地方は14日(金)にところによって大雨になっていることから、この後の雨量はチェックしないといけません。

また、他の競馬場と異なり散水は実施していないため、芝の含水量は金曜日の正午の時点でかなり低下していることが考えられます。金曜日の午後に雨が降らなければ、先週そのままに速い時計が出るコンディションになるでしょう。

先週は時計が速いにもかかわらず外差し優勢。今週も高速馬場でのレースになったとしても急にイン+先行有利な馬場になるとは考えにくく……。

 

7月15日(土)のコンディションは?

昨夏以降に設置した「暗渠排水材」によって、中京競馬場は雨が降っても天候が回復すればすぐに乾く馬場になっています。とは言え、14日(金)の午後〜どれほどの雨量があるかによって先週とは違うコンデションになることも……まずは土曜日の午前中のレースでどれだけの時計が出るのかに注目しましょう。

週中に散水を実施していないことから、金曜日に雨が降らなければかなり含水率の低い「高速」馬場が出現する可能性があります。ただし、時計が速くても「逃げ・先行」有利とはならないのがポイントです。

 

函館競馬場

開催5週目を迎える函館競馬場は今週からBコースを使用します。先週はレコードが連発した開幕週の馬場からすると時計はややかかる状態でした。とは言え、全体として天候に恵まれたなかで開催が進み、傷みの少ない馬場コンディションが保たれています。

ペースがソコソコに流れないと外から差すのは厳しく、イン+「逃げ・先行」が有利な状況は変わっていません。今週からBコース替わりとあって、さらにインベタになる可能性があります。

 

先週の芝の時計は?

7月8日(土)の芝のレースは、500万下八雲特別(芝1800m)が1分47秒7、メインレースの1600万下五稜郭S(芝2000m)が1分58秒8と開催4週目としては速い時計が出ていました。

9日(日)は500万下立待岬(芝1200m)が1分8秒5、1000万下かもめ島特別(芝1800m)が1分48秒3と開幕週からは時計がかかっていますが、それでもまだ「速い」馬場です。

 

週中の雨量と散水について

函館競馬場は10日(月)〜14日(金)正午までに降った雨は0mm。そのため、芝の育成を目的として10日(月)〜13日(木)にかけて散水を実施しています。福島競馬場と同じように、散水をしているものの芝は含水率が低い状態が続いています。

雨量がまったくなかったことからも、先週と同じかいくらか時計の速いコンディションでレースが行われるでしょう。

 

7月15日(土)のコンディションは?

今週からBコースに替わり、先週よりもさらにインコース+逃げ・先行有利なコンディション。露骨なインベタも考えられ、かなりペースが流れないと外差しがまったく利かないおそれもあります。

時計も先週からは大きく変わらず、むしろいくらか速くなることも……。土曜日の10Rに組まれている臥牛山特別(芝2000m)で1分59秒前半のタイムが出るなら「高速」馬場と認定してOKです。

 

まとめ

福島・中京・函館の芝コースの馬場コンディションは先週と変わらないかやや速くなることが想定されます(ただし、中京だけは金曜日午後の雨量によってガラリと変わるので、注意が必要です)。

3場所の内、福島と函館は週中の雨量が0ですから、さらに時計が速くなることも……。函館は日曜日に「GⅢ函館記念(芝2000m)」が組まれていて、今年もインベタ決着になることが考えられ、土曜日の芝のチェックは欠かせません。

 

以上、お読みいただきありがとうございました。

 

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