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7月8日(土)福島・中京・函館の馬場コンディション考察

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夏競馬が始まった7月1日(土)から、JRAは「福島・中京・函館」の3場開催。先週は開幕週の福島と中京、3週目の函館とそれぞれの馬場コンディションも3場所3様でした。

今回の記事では、7月8日(土)の3場所の馬場コンディションはどうなるのかについて考察します。

 

福島競馬場

開幕週の福島芝は、好タイムの決着が多く「やや時計の速い」馬場コンディション。4月開催の終了後にエアレーション作業を実施していたことから、芝は適度にクッションが効き走りやすい状態でした。

開幕週らしくイン+逃げ・先行有利ではあったものの、外から差してくる馬もソコソコには伸びる馬場。

 

開幕週の芝の時計は?

開幕初日、7月1日(土)の芝レースは500万下南相馬特別(芝2000m)の勝ちタイムが1分58秒9、メインレースの1600万下テレビユー福島賞(芝1200m)が1分7秒6とかなり速い時計の決着が目立ちました。

2日(日)は1000万下さくらんぼ特別(芝1200m)が1分8秒1、メインレースのGⅢラジオNIKKEI賞が1分46秒6と前日とほぼ変わらない速い時計の決着。

福島競馬場は「傷みに強い」とされるエクイターフの占有率が高く、雨の影響がなければ開催が進んでも速い時計が出る可能性があります。

 

週中の雨量と散水について

福島競馬場は2日(日)のレース後に9mmの雨が降りました。週中は3日(月)に11.5mm、4日(火)に4.5mm、5日(水)に0.5mmと合計で16.5mmの雨が計測されています。6日(木)と7日(金)に「芝の育成」を目的とした散水を実施しており、芝の含水率は先週よりも高いと想定されます。

芝の時計の速さは馬場に含まれる水分量によって変わるため、今週は先週よりも「やや時計のかかる馬場」になっていると予想。

 

7月8日(土)の馬場コンディションは?

週中の雨と散水の実施から、時計はややかかる想定。そのため、開幕週よりも外差しが利く馬場になっている可能性があります。レースのペースによっては差し届くことも念頭に入れておきましょう。

 

中京競馬場

開幕初日の中京競馬場は金曜日の雨(59mm)が残った状態でレースがスタートしました。土曜日の午前中には雨が止み、昨年の夏に設置された「暗渠排水材」の効果が出たのか芝は急速に乾きました。

土曜日は速い時計が出ても外からの差しが利き、逃げ馬にはいくらか厳しい馬場。日曜日はもう一段階外差しが利くようになりました。が、メインのCBC賞(芝1200m)はレース直前に雨が降り始めたことと強烈な前傾ラップだったこともあって、2、3着馬は逃げ・先行馬が残る展開に。ただ、全体としては差し優勢の馬場だったと言えます。

 

開幕週の芝の時計は?

開幕初日、7月1日(土)の芝レースは500万下御在所特別(芝1600m)の勝ちタイムが1分33秒9、1000万下知多特別(芝1400m)は1分20秒6と稍重の馬場としては速い時計が出ました。

2日(日)は、メインのGⅢCBC賞がかなりの前傾ラップ+良馬場発表にもかかわらず1分8秒0と標準のタイムだったことから、土曜日よりはやや時計のかかる馬場へと変化していたと考えられます。

 

週中の雨量と散水について

中京競馬場は4日(火)に18.5mm、5日(水)に4.5mmの合計23mmの雨が週中に降りました。その後は木、金曜日と天気に恵まれたことから、馬場はかなり回復していることが想定されます。また、他の競馬場と異なり散水を実施していないことからも芝の含水量は低下しているでしょう。

先週は外差しが利きましたが、今週は一転してインが有利になることも考えられます。土曜日のレースはイン伸びの馬場になっているかどうかに注目です。

 

7月8日(土)のコンディションは?

昨年の夏以降に設置した「暗渠排水材」によって、中京競馬場は雨が降っても晴れ間が出ればすぐに乾く馬場になっています。そのため、週中の雨も8日(土)のレースにそれほど影響を与えることはなく、むしろ、散水を実施していないことによって馬場造園課が想定している以上に芝に含まれる水分が低下する可能性も……先週と馬場の傾向が変わることも考えられるので、イン伸び+「逃げ・先行」有利になっているどうかのチェックは欠かさないようにしましょう。

 

函館競馬場

開催4週目を迎える函館競馬場は、レコードが連発した開幕週の馬場からすると時計はかかるようになってきています。とは言え、全体として天候に恵まれたなかで開催が進んでいることから、傷みの少ない馬場コンディションが保たれています。

外から差してくるにはペースがソコソコ流れていないと厳しく、イン+「逃げ・先行」が有利な状況。

 

先週の時計は?

1日(土)のメインレースとして行われた1600万下TVh杯(芝1200m)の勝ちタイムが1分8秒1、2日(日)の1000万下道新スポーツ杯(芝1200m)が1分8秒6と開催3週目としては速い時計が出ています。

開幕週に較べると0.5秒ほどは時計がかかっていますが、それでもまだ「高速」の馬場です。

 

週中の雨量と散水について

函館競馬場は3日(月)に13mm、4日(火)に2mmの降雨があり、その後は天気も回復し木と金曜日は晴れ。5日(水)と6日(木)の2日間、散水を実施しています。

雨量から考えて先週から少し時計がかかったとしても、良好なコンディションでレースが行われるでしょう。

 

7月8日(土)のコンディションは?

内ラチ沿いの傷みが目立たないことから、先週に引き続きインコース+逃げ・先行有利な馬場コンディション。ただ、露骨なインベタではないので、ペースによっては差しも利きます。

時計も先週から大きく変わることはないはずです。

 

まとめ

福島・中京・函館の芝コースの馬場コンディションは先週とは大きくは変わらない想定。

3場所のなかでは散水を実施していない中京競馬場の馬場は変化があるかもしれないので、チェックが必要ですね。

 

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以上、お読みいただきありがとうございました。

 

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