シャケトラの素晴らしい捲りーー日経賞(2017年)回顧

天皇賞・春の前哨戦、日経賞は4歳牡馬のシャケトラが勝利し、キャリア6戦目での初重賞制覇となりました。6月の未勝利戦でデビューとなったためクラシック路線には間に合わなかったシャケトラですが、管理する角居調教師は菊花賞には目もくれず、馬の成長に合…

アンビシャスはまた追い込むのか?ーー大阪杯(2017年)展望

3歳時、毎日杯(GⅢ 阪神芝1800m)で1番人気に支持されたアンビシャスは、松山弘平騎手が抑えきれずに4角までかかり通しの追走になり、直線では伸び切れず3着に敗退しました。この結果から、折り合い重視のレースを目指すようになったアンビシャス。高い潜在…

雨の中京をスイスイと走るセイウンコウセイーー高松宮記念(2017年)回顧

レース前から「大混戦」と言われた高松宮記念は、直線で馬場の真ん中を1頭だけスイスイと伸びたセイウンコウセイが1着、2着と3着には内を突いたレッツゴードンキとレッドファルクスが入線する結果となりました。勝ちタイムは1:08.7(稍重)。 馬場と枠順の影…

ハイレベル世代の4歳馬4頭が激突するマーチS(2017年)予想

フェブラリーSを制覇し、ドバイワールドカップに出走するゴールドドリーム、東海Sを勝ったグレンツェントを見てもわかるように、4歳馬のダート路線はハイレベル世代と言われています。 中山競馬場のダート1800mで行われる今年のマーチSには4頭の4歳馬がスタ…

天気も馬場もペースも読めない高松宮記念記念(2017年) 予想

中京競馬場の3月26日の天気は雨模様。出走メンバーを見ても混戦模様。逃げるのはどの馬なのかも分かりにくく、ペースも乱戦模様。 予想をする上で読みにく要素は 予想をする上で読みにくい要素は3つあります。 1. 雨が降った時の馬場はどうなるのか? 2. ど…

中山捲りNO.1決定戦、でもそこに立ちはだかるのはーー日経賞(2017年)予想

日経賞の出馬表を見れば、人気馬の多くが5〜8枠に固まり、内枠に入ったのはディーマジェスティくらいでしょうか。 ゴールドアクター、シャケトラ、ディーマジェスティ、ツクバアズマオーの強みは3〜4角での捲り脚なので、道中のポジション取りがそれぞれ違っ…

Robertoが捲る、ステイゴールドがパワーで走る日経賞(2017年) 展望

天皇賞・春のステップレースとなる日経賞は中山の2500mで施行されるGⅡ。 一昨年の有馬記念を制したゴールドアクター、昨年の皐月賞をレコードで快勝したディーマジェスティなどのGⅠ馬に人気が集まりそうです。 ゴールドアクターは先行馬、ディーマジェスティ…

Bコース変更で内枠と先行馬が有利になるのか?ーー高松宮記念(2017年)展望

4週連続のGⅠレース開催が、高松宮記念(中京芝1200m)から幕開けします。 手に汗握るスプリント戦ですが、昨年の覇者ビッグアーサーやシルクロードステークスを勝ったダンスディレクターの回避で、今年は人気の中心になる馬が不在の混戦模様。ロードカナロアが…

ファルコンS(2017年)回顧ーー高速決着を制したのはコウソクストレート

1200〜1600mに適性のある3歳馬16頭がスピードを競ったファルコンS(中京芝1400m)は、戸崎騎手のコウソクストレートが後方からの差し切り勝ちをおさめました。 コウソクストレートの勝ちタイム1:21.1はファルコンSが1400mの距離で施行されるようになって最速。…

すべてにおいてハイレベルな名牝の走りーーフラワーC(2017年)回顧

フラワーCのスタートが切られ、武豊騎手のドロウアカードが1コーナーに入るあたりで先手を取り切り、そのすぐ外のポジションにしなやかかつ力強く走るファンディーナが取りついた時に勝負はほぼ決まりました。 いくらか気負ったファンディーナの道中の走りを…