レース展望

エリザベス女王杯(2017年)に出走する1〜4人気の古馬4頭をドーンと解説!ーー展望

芝中距離の「女王」を決めるエリザベス女王杯(GⅠ・京都芝2200m)は、ドバイターフを制したヴィブロス、牡馬相手の京都大賞典(GⅡ・京都芝2400m)を快勝したスマートレイアー、2015年の2冠馬ミッキークイーンなど実力の古馬がズラリと顔を揃えました。 秋華…

GⅡデイリー杯2歳S(2017年)に出走するフロンティア他、1〜5人気の5頭をズバっと解説!ーー展望

阪神JFと朝日杯FSのステップレースとされる、デイリー杯2歳S(GⅡ・京都芝1600m)は、新潟2歳S(GⅢ・新潟芝1600m)を制したフロンティア、良血馬のジャンダルムなどの期待馬が顔を揃えました。年末のGⅠに向けて、好走を果たすのはどの馬なのでしょうか? 今回…

エリザベス女王杯(2017年)に出走する3歳馬ディアドラ、リスグラシュー、モズカッチャンの3頭を解説!ーー展望

芝中距離の「女王」を決めるエリザベス女王杯(GⅠ・京都芝2200m)は、今年の秋華賞で1〜3着に入線したディアドラ、リスグラシュー、モズカッチャンの3歳馬が、強豪の揃う古馬と対戦します。 「ハイレベル」と呼ばれた今年の3歳牝馬が、ヴィブロス、スマート…

エリザベス女王杯(2017年)は1〜4人気が母系にBlushing Groomを引く馬たちーーレース展望

2017年のエリザベス女王杯(GⅠ・京都芝2200m)は、中距離の「女王」を決めるのにふさわしい豪華なメンバーが揃いました。 近年は、ジェンティルドンナやショウナンパンドラのように、中距離に適性のある牝馬がジャパンカップを目標にすることもままありまし…

JBCクラシック(2017年)に出走するJRA所属の全7頭をスバっ!と解説ーーレース展望

参照:JBC特設サイト2017【トップページ】 11月3日(金)、3つのカテゴリー(✳︎)のダート・チャンピオンを1日の内に決める競馬の祭典「JBC(ジャパン・ブリーダーズ・カップ)」が、今年は大井競馬場を舞台に行われます。 「ダートのすべてが、ここにある。…

アルゼンチン共和国杯(2017年)はスワーヴリチャードとセダブリランテスの3歳馬に注目!ーー展望

11月5日(日)、東京競馬場の芝2500mで行われるアルゼンチン共和国杯(GⅡ)は、ジャパンカップ(GⅠ・東京芝2400m)へのステップレース。昨年1着のシュヴァルグランはその後のジャパンカップで3着と好走しており、目の離せない1戦です。 今年は、ダービー2着…

GⅠ天皇賞・秋(2017年)は台風の影響で「重〜不良」馬場でのレースとなるのか?ーー重馬場が得意な馬は?

東京競馬場は10月14(土)〜22日(日)にかけ、2週(開催4日間)続けて雨が降るなかでのレースとなりました。超大型の台風21号の影響を受けた21日と22日はかなりの雨量があり、芝コースは「不良」馬場まで悪化。日曜日の芝レースでは上り3Fが37秒〜39秒台と…

天皇賞・秋はペースと重馬場、そして「ピッチかストライドか?」がポイントーー展望

東京芝2000mで行われる天皇賞・秋は昨年の勝ち馬モーリスをもち出すまでもなく、ペースと展開によってはマイラーから中距離馬(1600〜2400m)まで、そして瞬発力型と持続力型のどちらのタイプの馬でも好走できる「公平」なレースです。 東京競馬場は1年間に8…

シャケトラは重馬場とスローペースを味方につけてGⅠ天皇賞・秋(2017年)を好走できるのか?ーー展望

第156回天皇賞・秋(GⅠ・東京芝2000m)はGⅠ馬8頭が顔を揃える豪華メンバーとなりました。今年の出走馬のなかでもっとも注目を集めるのは、年内での引退が発表されたキタサンブラック(5歳牡馬・清水久詞厩舎)。昨年の年度代表馬はラスト3戦でどのような走り…

リアルスティールは天皇賞・秋がスローペースになればピッチ走法でスっと抜け出せる!ーー展望

第156回天皇賞・秋(GⅠ・東京芝2000m)は昨年の年度代表馬キタサンブラックを含む、GⅠ馬8頭による豪華メンバーで争われます。 天皇賞・秋へのステップレース毎日王冠(GⅡ・東京芝1800m)を完勝したリアルスティールは、昨年のドバイターフで海外GⅠを初制覇。…

折り合いの難しいネオリアリズムはシュタルケ騎手を背に重馬場のGⅠ天皇賞・秋を好走できるのか?

今春、香港のクイーンエリザベス2世Cで初GⅠを制したネオリアリズム(6歳牡馬)は、10月29日(日)の東京競馬場で行なわれる天皇賞・秋(GⅠ・東京芝2000m)に出走します。夏の札幌記念(GⅡ・札幌芝2000m)を蹄の不安で回避し、今走は6ヶ月ぶりの実践。ネオリ…

宝塚記念馬サトノクラウンは天皇賞・秋を好走できるのか?ーー今週も重馬場に……?

「キタサンブラックの1強」と言われた今春の宝塚記念(GⅠ・阪神芝2200m)は、主役と目された現役最強馬が直線で「いつもの」粘りを欠くなか、外からしなやかなストライドでグイグイと伸びたサトノクラウンが1着でゴール板を駆け抜けました。 サトノクラウン…

GⅠ菊花賞が重馬場になると逃げ・先行馬とスタミナの豊かなステイヤーが有利に?

牡馬クラシック最後の1冠「菊花賞(京都芝3000m)」の枠順が10月19日(木)に確定し、皐月賞馬のアルアインは8枠16番、神戸新聞杯2着の夏の上がり馬キセキは7枠13番、セントライト記念を制したミッキースワローは6枠12番に入り、上位人気の3頭が揃って真ん中…

GⅢ富士S(2017年)は重馬場適性のある3歳馬サトノアレスとペルシアンナイトに注目!ーーレース展望

GⅢ富士S(東京芝1600m)は1着馬にGⅠマイルCS(京都芝1600m)への優先出走権が与えられるステップレース。秋のマイルチャンピオンを決めるGⅠに向け、今年はイスラボニータ、エアスピネルなどJRAのトップマイラーが顔を揃えました。 東京競馬場は道悪馬場でレ…

GⅠ菊花賞(2017年)に出走するアルアインは長距離と重馬場を克服できるのか?ーーレース展望

2016年の牡牝クラシックは桜花賞から菊花賞まで6つのGⅠをすべて違う馬が分け合うという結果になりました。そして、今年の3歳クラシックも秋華賞が終わった時点ですべて異なる馬が勝っています。 ▼2017年3歳クラシックの勝ち馬 桜花賞:レーヌミノル 皐月賞:…

ルーラーシップ産駒のダンビュライトとキセキは重馬場の菊花賞を好走できるのか?

3歳牡馬クラシック最後の1冠「菊花賞(GⅠ・京都芝3000m)は、神戸新聞杯を完勝したレイデオロなどダービーの1〜4着馬が不出走。春の実績馬は皐月賞1着アルアインと同3着のダンビュライトが務めます。それに対して、夏の上がり馬はセントライト記念1着のミッ…

GⅠ菊花賞はノーザンファーム生産馬が好成績? 京都競馬場は今週も重馬場に?ーーレース展望

牡馬クラシック・レースの最後の1冠は京都芝3000m外回りコースで行われるGⅠ菊花賞。今年はダービー馬のレイデオロが神戸新聞杯をステップにジャパンカップへ向かい、確たる主役が不在と言われています。セントライト記念2着から菊花賞に参戦する皐月賞馬アル…

ハーツクライ産駒のリスグラシューは「鬼門」と言われる京都コースの秋華賞を勝てるのか?ーー展望

牝馬クラシックのラスト1冠は京都芝2000m内回りコースで行われる秋華賞。オークス馬ソウルスターリングは毎日王冠→天皇賞・秋へ向かうことが発表されており、このレースに不出走となりますが、アエロリット、リスグラシュー、ファンディーナ、ディアドラ、ラ…

名牝シンハリーズの娘ミリッサがHalo3×4の機動力で内回りの秋華賞を捲ることができるのか?ーーレース展望

1996年のジャパンカップ(GⅠ・東京芝2400m)は逃げたカネツクロスが前半1000mを59.4秒で通過すると、残り1400mのラップが12.0 - 12.1 - 12.0 - 12.1 - 12.5 - 11.7 - 12.5の持続戦になり、L・デットーリ騎手のアクションに応えたシングスピール(Singspiel)…

ハービンジャー産駒のディアドラは秋華賞で父に初GⅠをプレゼントすることができるのか?ーーレース展望

現3歳世代のハービンジャー産駒は「ゴールデン・エイジ」と呼べるほど活躍馬が出ています。皐月賞2着のペルシアンナイト、オークス2着のモズカッチャン、そして紫苑Sを制したディアドラが世代トップクラスの走りを披露。まだ産駒のGⅠ勝利が「0」のハービンジ…

GⅠ秋華賞(2017年)に出走するアエロリットの唯一とも言える不安点は?ーーレース展望

牝馬クラシックのラスト1冠は京都芝2000m内回りコースで行われる秋華賞。オークス馬ソウルスターリングは毎日王冠→天皇賞・秋へ向かうことが発表されており、このレースに不出走となりますが、アエロリット、リスグラシュー、ファンディーナ、ディアドラ、ラ…

新進気鋭の中内田調教師が管理する期待馬ダノンプレミアムはサウジアラビアRCを好走できるのか?

開業4年目の中内田充正厩舎は10月1日(日)終了時点で全国調教師リーディング6位と好成績を上げています。今年はすでに35勝と昨年の31勝を上回る勝ち星を積み重ね、その活躍ぶりからは目が離せません。 管理する現2歳馬はここまで7頭がデビューし、4頭が新馬…

才女ソウルスターリングが毎日王冠へ出走ーーエネイブルと対戦することはできるのか?

イギリスのJ・ゴスデン調教師が管理する3歳牝馬のEnable(エネイブル)は、キングジョージ&クイーンエリザベスSに続き、欧州クラシック・ディスタンスのチャンピオンを決める凱旋門賞を圧勝し、スターホースへの階段を一気に駆け上がりました。そして、エネ…

チンギスシークレットはデインドリームに続き、ドイツ調教馬として凱旋門賞を制することができるのか?

欧州のクラシックディスタンスで争われるGⅠのなかで、世代限定戦のダービーやオークスをのぞけば、凱旋門賞が世界中の競馬関係者にとってもっとも「特別」なレースの1つであることは間違いのないことでしょう。 国際的に開かれたレースにもかかわらず、凱旋…

GⅠスプリンターズS(2017年)はセイウンコウセイの春秋スプリントGⅠ連覇に注目!ーーレース展望

秋のスプリント路線のチャンピオンを決めるGⅠスプリンターズS(中山芝1200m)は、今春のGⅠ高松宮記念(中京芝1200m)を制したセイウンコウセイが春秋スプリントGⅠの連覇をかけて出走する1戦。日本が誇るスプリンター「世界のロードカナロア」がターフを去っ…

凱旋門賞(2017年)はR・ムーア騎手とL・デットーリ騎手のどちらが勝つのか? それともワンツー?ーー展望

日本国内で初めて「海外競馬」の馬券が発売された2016年の凱旋門賞は、R・ムーア騎手の豪快なアクションに応えた牝馬のファウンドが直線で鋭く抜け出して後続を突き離すと、先行していたL・デットーリ騎手のオーダーオブセントジョージが内ラチ沿いを伸びか…

成長途上のメラグラーナはGⅠスプリンターズS(2017年)を勝てるのか?ーーレース展望

今春のGⅠ高松宮記念を10着(3番人気)と敗退したメラグラーナ(5歳牝馬 池添学厩舎)は、巻き返しを期して臨んだCBC賞(GⅢ 中京芝1200m)で1番人気の支持を受けながらも10着と凡走し、秋のGⅠスプリンターズSに向けて大きな不安を抱えることになりました。夏…

GⅠスプリンターズS(2017年)は「ビッグアーサー」タイプと「レッドファルクス」タイプの争いにーーレース展望

秋のGⅠ戦線の開幕を告げるスプリンターズSは10月1日(日)、中山競馬場の芝1200mを舞台に行われます。スタートが切られてから、「あっ!」と言う間もなく直線の攻防を迎えるスプリントGⅠ、この「68秒以内」のレースを制するのはどの馬なのでしょうか? 「ロ…

GⅠ凱旋門賞(2017年)は今年もGalileo産駒+A・オブライエン厩舎の管理馬が好走するのか?ーーレース展望

日本調教馬のマカヒキ(4歳牡馬友道康夫厩舎)が遠征した2016年の凱旋門賞は、A・オブライエン調教師(アイルランド)の管理するGalileo産駒の牝馬ファウンド(当時の4歳)がシャンティイ競馬場の直線を早々に抜け出すと、R・ムーア騎手のパワフルなアクショ…

GⅠスプリンターズS('17年)は前半3Fのペースに注目!ーー今年はピュアスプリンターが好走できるのか?

秋のGⅠ戦線は10月1日(日)、中山競馬場を舞台に行われるスプリンターズS(芝1200m)からスタート。スプリンターズSはJRAのなかでもっとも短い距離の芝GⅠとあって、スピード自慢の馬が集まる1戦です。近年は、2006年に創設されたサマースプリントシリーズを…