レース展望

GⅢ共同通信杯(2018年)に出走するグレイルはここで好走することができるのか?

2歳の中距離チャンピオンを決めるホープフルS(中山芝2000m)が新GⅠとして創設されたことから、「内回り・小回り向き」の牡馬はクラシック第1弾の皐月賞(GⅠ・中山芝2000m)まで、直線の短いコースに絞ったローテーションを組めるようになりました。 共同通…

クイーンC(2018年)は3歳牝馬クラシックを展望する馬がズラリと揃った1戦にーーマウレア他の展望

東京競馬場の芝1600mで行われるクイーンCは、牝馬クラシック第1弾桜花賞(GⅠ・阪神芝1600m)への大切なステップレースのひとつです。近年、このレースは桜花賞だけではなくオークスとも関連性が強くなっており、春の牝馬クラシック路線を占う重要な1戦である…

キングカメハメハ産駒のダイワキャグニーはマイラーなのか?ーーGⅢ東京新聞杯(2018年)展望

多くのGⅠ勝ち馬を輩出している種牡馬キングカメハメハの特長は、芝・ダートだけではなく距離も不問の万能さにあると言えるでしょう。その代表産駒には1200〜1600mの芝で活躍したロードカナロア、3歳牡馬クラシック2冠のドゥラメンテ、中距離ダートのチャンピ…

アルアインの全弟ダノンマジェスティがGⅢきさらぎ賞へスタンバイ!ーー展望

きさらぎ賞(GⅢ・京都芝1800m)は春の3歳牡馬クラシック路線を展望したい馬たちが集まる重賞レースです。 これまでに行われた2歳〜3歳限定の重賞のなかで、1800m以上の芝レースは以下の5つ。 札幌2歳S(札幌1800m) 京都2歳S(京都2000m) 東京スポーツ杯2歳…

ブレスジャーニーとトーセンビクトリーの内枠+人気薄の2頭は有馬記念を好走できるのか?

第62回有馬記念の枠順が12月21日(木)に決まり、1人気のキタサンブラックは1枠2番、2人気のスワーヴリチャードは7枠14番からのスタート。レースの展開や結果を大きく左右する要素と言える「枠順」が確定し、「有馬記念モード」もますます高まります。 レー…

サトノクラウンは小回りの有馬記念(2017年)を好走できるのか?ーー展望

2017年JRAのクライマックスを飾るのは「第62回有馬記念」。R・ムーア騎手が手綱を取ることでも注目を集めるサトノクラウンは、レースへの出否について慎重な姿勢を崩さなかった堀宣行調教師が出走へのゴーサインを出しました。 ロングスパート戦になりさえす…

キタサンブラックはラストランの有馬記念を好走できるのか?ーー叩き3戦目のジンクスは?

第62回有馬記念はキタサンブラックのラストランに注目が集まります。2016、17年と古馬中長距離路線を引っ張った「現役最強馬」は最後にどのようなパフォーマンスでファンを湧かせるのでしょうか? GⅠ6勝、獲得賞金歴代2位と「一流馬」に恥じない実績を残した…

角居厩舎の看板馬シャケトラ(2017年)は有馬記念を好走できるのか?ーー展望

2017年のJRAの総決算「第62回有馬記念」は12月24日(日)、中山芝2500mを舞台に行われます。このレースでの引退が発表されている「現役最強馬」のキタサンブラック、今年のジャパンカップを制したシュヴァルグラン、ダービー2着の3歳馬スワーヴリチャードな…

5歳牝馬ミッキークイーンとルージュバックは有馬記念(2017年)を好走できるのか?ーー2015年オークスのように

2015年のオークスは3頭の才女がゴール前で壮絶な叩き合いを演じました。直線早々に抜け出したルージュバックをクルミナルが捕らえにかかり、2頭が馬体を併せて叩き合うところを外からしなやかなストライドで交わしたのがミッキークイーン。 後半1000mが11.9 …

タワーオブロンドンと同馬主のライトオンキューは朝日杯FS(2017年)を好走できるのか?

2歳のマイル・チャンピオンを決める「朝日杯FS(GⅠ・阪神芝1600m)」は、「大物」と称されるタワーオブロンドンとダノンプレミアムの2頭が出走を予定しており、来春のNHKマイルC(GⅠ・東京芝1600m)やクラシックを占う意味でも重要な1戦です。 タワーオブロ…

「大物」タワーオブロンドンはマイルの朝日杯FS(2017年)を好走できるのか?ーー展望

2歳のマイル・チャンピオンを決める「朝日杯FS(GⅠ・阪神芝1600m)」は、「大物」と称されるタワーオブロンドンとダノンプレミアムの2頭が出走を予定しており、来春のNHKマイルC(GⅠ・東京芝1600m)やクラシックを占う意味でも重要な1戦です。 参照記事 好調…

好調・中内田厩舎のダノンプレミアムとフロンティアは朝日杯FSを好走できるのか?

参照:NAKAUCHIDA Stable | Nakauchida Stable's official Website. 2歳のマイル・チャンピオンを決める「朝日杯FS(GⅠ・阪神芝1600m)」は、「大物」と称されるタワーオブロンドンとダノンプレミアムの2頭が出走を予定しており、来春のNHKマイルC(GⅠ・東京…

阪神JFに出走するディープインパクト産駒の5頭をズバっ!と解説ーーマウレア、ラテュロス他

2歳女王を決める阪神JFは芝1600mの外回りコースで行われるようになってから、ブエナビスタ、レーヴディソール、ジョワドヴィーヴル、レッドリヴェール、ショウナンアデラなど中団・後方からバキューンと脚を使った馬が勝ち切るのがデフォルトでした。 ところ…

好配合のロンドンタウンは父カネヒキリに初GⅠをプレゼントできるのか?ーーチャンピオンズCに向けて

ダートの国際GⅠ競争「チャンピオンズC」は12月3日(日)、中京競馬場1800mを舞台に行われます。今年はアウォーディー、コパノリッキー、ケイティブレイブなど7頭のGⅠ馬(地方交流のJpnⅠを含む)が顔を揃え、ハイレベルな1戦に。 そのGⅠ馬たちに立ち向かうの…

チャンピオンズC(2017年)に出走する「前走JBC」組の7頭についてズバっ!と解説ーー展望

ダートの国際GⅠ競争「チャンピオンズC」は12月3日(日)、中京競馬場1800mを舞台に行われます。アウォーディーやサウンドトゥルー、コパノリッキーなど多数のGⅠ馬に加え、テイエムジンソクやロンドンタウンなどの上り馬も出走し、豪華なメンバーが顔を揃えま…

テイエムジンソクは同じMy Juliet牝系出身アエロリットのようにチャンピオンズCを制することができるのか?

今夏の北海道シリーズ(函館・札幌)は、3頭のクロフネ産駒がOPと重賞で活躍を見せました。アエロリットとジューヌエコールの3歳牝馬2頭が重賞を勝ち、5歳牡馬のテイエムジンソクがOPの大沼SとマリーンSを連勝後に、エルムS(GⅢ・札幌ダート1700m)2着と好走…

ジャパンカップ(2017年)に出走するアイダホ、イキートス、ギニョール、ブームタイムの外国馬4頭を解説!

「1着賞金3億円」の国際GⅠジャパンカップ(東京芝2400m)は今年、4頭の外国調教馬が参戦します。出走馬は以下の通りです。 ▼2017年ジャパンカップ出走の外国調教馬 アイダホ 4歳牡馬(アイルランド) イキートス 5歳牡馬(ドイツ) ギニョール 5歳牡馬(ドイ…

3歳牝馬のソウルスターリングはジェンティルドンナのようにジャパンカップ(2017年)を勝てるのか?

「1着賞金3億円」の国際GⅠジャパンカップは11月26日(日)、「チャンピオン・ディスタンス&コース」と言われる東京芝2400mを舞台に行われます。 今年は年内での引退が発表されている現役最強馬キタサンブラックが主役を務め、そこに宝塚記念を制したサトノ…

3歳馬のレイデオロがジャパンカップを好走するためには?ーーペースと騎手が鍵?

マイルCSをペルシアンナイトが制し、M・デムーロ騎手が10戦連続GⅠ3着以内を達成しました。今秋のGⅠはここまでC・ルメール、M・デムーロ、武豊騎手の3人しか勝っていません。 スプリンターズS:M・デムーロ 秋華賞:C・ルメール 菊花賞:M・デムーロ 天皇賞・…

「不運の名馬」キタサンブラックは、ジャパンカップ(2017年)で再び「歴史的名勝負」を演じられるのか?

キタサンブラックは「不運」の名馬だ。引退までジャパンカップと有馬記念の2レースを残して、GⅠ6勝、天皇賞の春秋連覇などの実績を積み上げているのだから、競走馬として「運がない」とは言えない。2016〜17年シリーズの「現役最強馬」として一時代を築いた…

ジャパンカップ(2017年)は東京芝2400mなら騎手が誰でもサトノクラウンに◎を!

ハイランドリールを差し切った昨年の香港ヴァーズから、直線の長いコース+ロングスパート戦でサトノクラウンが負けたレースは、キタサンブラックとゴール前まで叩き合った今年の天皇賞・秋(GⅠ・東京芝2000m)のみ。 それだけに、上り3F12.0 - 12.7 - 14.0…

マイルCS(2017年)で重馬場適性のある馬を買うときに、注意をしなければいけないことは?

今秋の京都開催は10月半ばから後半にかけて、雨の降りしきる中でレースが行われ、「重〜不良」まで馬場状態が悪化しました。 菊花賞(GⅠ・京都芝3000m)の行われた10月22日(日)は133.5mmの雨量を計測し、馬場が「不良」まで悪化。メインレースの頃には芝に…

マイルCS(2017年)出走馬から、重馬場に適性のある馬をピックアップーー枠順確定後の展望

マイルCS(GⅠ・京都芝1600m)の行われる京都芝は、10月半ばから後半まで続いた雨の影響を受け、やや時計のかかるタフなコンディション。 18日(土)の京都の天気は「雨のち曇り」の予報が出ており、日曜日に行われるマイルCSの馬場状態が心配されます。 今回…

あの頃のマイラーは痺れる手応えでマイルCSの4コーナーを回っていたーーR・ムーア騎手は馬にハミを噛ませて走らせる

ダイタクヘリオスもシンコウラブリイもタイキシャトルも、90年代のマイルCSを先行して勝ち切った馬たちは、3コーナーの上り坂で軽くハミを噛んでいて、それでも、4コーナーを痺れる手応えで回ってきました。 ▼1991年マイルCS 1着:ダイタクヘリオス youtu.be…

マイルCS(2017年)の上位人気5頭についての解説ーーR・ムーア騎手に◎のレース

淀の1600mでスピードを競うマイルCS(GⅠ)は、秋のマイル王決定戦。今年の安田記念1、3着のサトノアラジン、レッドファルクス、さらにはエアスピネルやイスラボニータなどのマイルの実績馬が集まり、混戦模様と言われています。 先週のエリザベス女王杯と同…

マイルCS(2017年)は京都の下り坂をスムーズに走れるディープインパクト産駒に注目!ーー展望

京都の外回りコースで行われるマイルCS(GⅠ)は「しなやかな」ストライドで走る馬に優勢のレースで、「だから」現代の日本の競馬でもっとも産駒に「しなやかさ」を伝える種牡馬ディープインパクトの強いレースとも言えます。 参照記事 マイルCSは「しなやか…

I Dreamed a Dream エアスピネルの「夢」はどこにあるのか?ーーマイルCS(2017年)展望

2016年、3歳牡馬クラシックの3冠すべてに出走し、皐月賞4着→ダービー4着→菊花賞3着とGⅠタイトルに手が届かなかったエアスピネルは、4歳の今年、マイル路線へと転向しました。 今春の最大目標だった安田記念(GⅠ・東京芝1600m)は、2人気の支持を受けたものの…

マイルCSは「しなやかにキレる」馬が優勢のレース、馬場がややタフな2017年はどうなるのか?ーー展望

淀の1600mでスピードを争うマイルCS(GⅠ)は、秋のマイル王決定戦。京都の外回りコースは、「3コーナーから下り坂→直線が平坦」というレイアウトのため、パワーよりもしなやかなスピードをもつ馬の活躍が目立ちます。 過去10年の勝ち馬を見ても、GⅠレースを…

エリザベス女王杯は3年連続でノーザンファームと社台ファームが1〜3着を独占ーー今年は?

芝中距離「女王」の座を争うエリザベス女王杯(GⅠ・京都芝2200m)は、近い将来に「繁殖」としての第2の馬生が待っている牝馬たちによる1戦です。 そのため、近年は日本の馬産をリードするノーザンファームと社台ファーム生産馬の好走が目立ちます。 今年はこ…

古馬サンマルティンは父ハービンジャーに重賞8勝目をプレゼントできるのか?ーー福島記念

2017年の秋華賞を制したディアドラ(3歳牝馬・橋田満厩舎)は、父ハービンジャーに初めて「GⅠ」の栄冠をプレゼントしました。今年の3歳馬はハービンジャー産駒の「当たり年」と言われ、ディアドラを含む3頭がGⅠで連対を果たしています。 ▼ハービンジャー産駒…