セントウルS(2018年)は重馬場になるのか? それとも例年通りの「イン+前々有利」になるのか?

サマースプリントシリーズの最終戦、そしてGⅠスプリンターズSの前哨戦となるセントウルS(GⅢ・阪神芝1200m)は、ビッグアーサーやロードカナロア、ストレイトガールなどのGⅠ馬が人気の中心となる例年通り、今年はかなり高松宮記念を制したファインニードルが…

京成杯AH(2018年)は「エアレーション=外差し」馬場になるのか?ーー注目馬をご紹介!

2012年、レオアクティブがGⅢ京成杯AHでマークした1分30秒7は、現在も破られていない芝1600mの日本レコードです。JRAはこの後、馬場の硬度を低下させる対策として、2013年から秋の中山開催の3週間前にエアレーション作業を実施することとしました。 この開催…

紫苑S(2018年)に出走する良血馬フィニフティは秋華賞の優先出走権をゲットできるのか?

中山競馬場の芝2000mで行われる紫苑S(GⅢ)は、3着以内の馬に秋華賞(GⅠ・京都芝2000m)への優先出走権が与えられます。今年の3歳牝馬路線の中心は、桜花賞とオークスの2冠を制したアーモンドアイ。この天才少女にストップをかける才媛は現れるのでしょうか…

新潟記念(2018年)は良血馬◎レアリスタと人気薄の先行馬に期待して高配当を!ーー予想

サマー2000シリーズの最終戦「GⅢ新潟記念」は9月2日(日)、JRA全10場のなかで最長を誇る新潟競馬場の外回りコースを舞台にレースが行われます。長い直線でのレースとは言え、人気薄の馬が好走するのは先行して粘り込む形でのもの。今年もこのパターンが当て…

GⅢエルムS(2018年)は外枠からスムーズに先行するディアデルレイとブラゾンドゥリスに注目!ーー予想

エルムS(GⅢ・札幌ダート1700m)は上がり馬と実績馬がぶつかり、秋のGⅠを占う意味でも大切な1戦です。今年は上がり馬のハイランドピーク、実績馬のミツバとロンドンタウンなどが出走し、白熱したレースが期待できます。 JBCとチャンピオンズCに向けて勝ち名…

関屋記念(2018年)は高速決着が得意なディープインパクト産駒に◎と◯を!ーー予想

サマーマイルシリーズの第2戦「GⅢ関屋記念」はJRA最長を誇るホームストレッチをもつ新潟競馬場を舞台に行われます。夏のマイル・チャンピオン、そして秋の大舞台へと飛躍するのはどの馬なのでしょうか? 関屋記念のポイント 関屋記念のポイントについては週…

GⅢ関屋記念(2018年)は今年も逃げ・先行馬が好走するのか?ーー注目馬ベルキャニオンについても解説!

サマーマイルシリーズの第2戦「GⅢ関屋記念」はJRA最長を誇るホームストレッチをもつ新潟競馬場を舞台に行われます。夏のマイル・チャンピオン、そして秋の大舞台へと飛躍するのはどの馬なのでしょうか? 新潟芝は「高速」馬場 今開催の新潟芝は、開幕2週目の…

レパードS(2018年)はDeputy MinisterとNureyevを併せもつイダペガサスに◎を!ーー予想

3歳限定のダート重賞「レパードS(GⅢ)」は、過去にトランセンドやホッコータルマエなどのGⅠ馬を輩出した出世レース。今後のダート路線の主役を張る馬が現れるのかに注目の1戦です。 ユニコーンS(GⅢ・東京ダート1600m)→ジャパンダートダービー(JpnⅠ・大井…

ハービンジャー産駒のサンマルティンは小倉記念(2018年)を好走することができるのか?

2017年の秋華賞を制したディアドラ(現4歳牝馬・橋田満厩舎)は、父ハービンジャーに初めて「GⅠ」の栄冠をプレゼントしました。昨年の3歳馬はハービンジャー産駒の「当たり年」と言われ、ディアドラを含む3頭がGⅠを制しています。 ▼ハービンジャー産駒のGⅠ馬…

レパードS(2018年)はSeattle Slew、Nureyev、Deputy Ministerもちに注目!ーーレース展望

3歳限定のダート重賞「レパードS(GⅢ)」は8月5日(日)、新潟の1800mを舞台に行われます。過去にはトランセンドやホッコータルマエなど後のGⅠ馬を輩出した出世レース。今後のダート路線の主役を張る馬を占う意味でも目の離せない1戦です。 レパードSが波乱…

アイビスサマーダッシュ(2018年)のポイントは54秒台前半で走れるかのタイムレース!ーー注目馬を含めた展望

JRAは7月28日(土)から札幌、新潟、小倉へと開催が替わり、いよいよ夏競馬も本番を迎えます。開幕週の新潟メインを飾るのは直線1000mの重賞「アイビスサマーダッシュ(GⅢ)」。今回の記事は、JRAの芝レースのなかで最短距離の重賞を展望していきます。 直線…

函館2歳Sは人気薄の「内枠+関東馬」を2・3着にマークした3連単で高配当を!ーー予想

函館2歳S(GⅢ・芝1200m)はJRAにおける最初の2歳重賞。デビューして間もない若駒たちがスピードと完成度、そして素質を武器に世代初のステークスウィナーを目指します。開催最終週の重賞レースを勝ち上がるのはどの馬なのでしょうか? 函館2歳Sのポイント 函…

中京記念(2018年)は時計の速い馬場もOKな先行馬コウエイタケルに◎を!ーー予想

サマーマイルシリーズの第1戦「中京記念(GⅢ・芝1600m)」はフルゲートとなる16頭が揃いました。安田記念4着の実績をもつグレーターロンドン、気温の上昇とともに調子が上がる「夏馬」ウインガニオンなどが上位の人気に推されているものの、その他にも多くの…

中京記念(2018年)は速い時計の決着になればインを突ける1400mベストの馬が有利に?--リライアブルエースについて

中京競馬場がリニューアルオープンした2012年から6年が経ち、「国内屈指のタフな芝」と言われたのが懐かしいほど、現在の中京芝コースは速い時計の出る馬場へと変わっています。 夏の中京開催の最終週に組まれている中京記念は、このレースを連覇したフラガ…

函館2歳S(2018年)は2桁人気の関東馬に注目!ーーイチゴミルフィーユとトーセンオパールについて

函館2歳S(GⅢ・芝1200m)はJRAにおける最初の2歳重賞。デビューして間もない若駒たちがスピードと完成度、そして素質を武器に世代初のステークスウィナーを目指します。開催最終週の重賞レースを勝ち上がるのはどの馬なのでしょうか? 函館2歳Sは前傾ラップ…

函館記念(2018年)はアイドリームドアドリーム牝系のエアアンセムがイン捲りで快勝!ーー回顧

2018年の函館記念(GⅢ・芝2000m)は5人気のエアアンセムが好位のインから抜け出すと、サクラアンプルールの追撃を振り切って1着でゴールを駆け抜けました。名門アイドリームドアドリーム牝系出身の良血馬とあって、今後の活躍が期待されます。 日本で繁栄す…

中京記念(2018年)のトレンドは「トニービン→Nijinsky」へ!?ーーレース展望

中京記念(GⅢ・中京芝1600m)は中京競馬場のリニューアルオープンに伴い、2012年からマイル戦として施行されています。昨年はこのレースを制したウインガニオンがサマーマイルのチャンピオンに輝いたことから、シリーズの行方を占う意味でも大切な1戦です。…

函館記念(2018年)は2桁人気の先行馬ロジチャリスの2着付けで!ーー予想

サマー2000シリーズの第2戦として行われる函館記念(GⅢ・芝2000m)は、1人気トリコロールブルーの単勝オッズが3.9倍(14日午後5時現在)を示しているように、今年も混戦模様のレース。昨年は3連単が935,320円の大波乱となっており、「今年も2桁人気馬が好走…

函館記念(2018年)は2桁人気の先行馬に注目!ーー今年も波乱のレースとなるのか?

7月に入ってからの函館競馬場は雨の影響を大きく受け、時計のかかるタフな馬場となっています。6月30日(土)〜7月8日(日)まで、函館芝コースは「稍重〜重」馬場でレースが行われ、時計の速い決着はもう見込めないでしょう。 7月15日(日)、函館競馬場で…

七夕賞はNijinskyもちが波乱の立役者に?ーー2桁人気馬の血統的な共通点

7月8日(日)、福島競馬場のメインレースに組まれた七夕賞(GⅢ・福島芝2000m)は11人気のメドウラークが1着、12人気のパワーポケットが3着に入線し、3連単が250万円を超える大波乱となりました。 Twitterにもつぶやいたように、メドウラーク2着→パワーポケッ…

ラジオNIKKEI賞(2018年)はRobertoのパワーをもつ◎ロードアクシスのイン捲りに期待して

「夏競馬!」シーズンの開幕を告げる3歳ハンデ重賞「ラジオNIKKEI賞」が福島芝1800mを舞台に行われます。今年は新馬→500万下と2連勝の上がり馬フェエールマンが1人気に押され、メイショウテッコンやイェッツトなどのOP実績馬がそれに続く人気となり、ハイレ…

CBC賞(2018年)は高速馬場の前残りを狙って、2桁人気の先行馬たちに期待!ーー予想

JRAは中京、福島、函館の3場所開催となり、本格的に夏競馬がスタートします。その中京開幕週を飾るのはサマースプリントシリーズの第2戦・CBC賞(GⅢ・中京芝1200m)。過去の勝ち馬にはスプリンターズSを連覇したレッドファルクスなどがおり、注目度の高いレ…

高速馬場のラジオNIKKEI賞(2018年)は器用さと調子に注目!ーー夏の福島開催スタート!

春のグランプリ・宝塚記念が終わると、開催場所は阪神→中京競馬場、東京→福島競馬場のローカルへと替わり、北海道シリーズの函館競馬場と合わせて、いよいよ「夏競馬」のシーズン到来となります。 夏の福島開催はラジオNIKKEI賞や七夕賞などの重賞が組まれ、…

7月の中京開催は「逃げ・先行天国」な高速馬場に?ーーCBC賞(2018年)の注目馬2頭をご紹介!

春のグランプリ宝塚記念が終わるとJRAは函館・福島・中京の3場開催となり、いよいよ本格的に「夏競馬!」のシーズンが到来します。 GⅠ高松宮記念から3ヶ月ぶりの開催となる中京は、開幕週らしい絶好の馬場コンディションでのレースになるのかと思いきや、天…

2冠牝馬アーモンドアイはPerfumeよりも°C-uteに似ているーー大人の階段を上った先には?

出典:℃-uteオフィシャルブログ Powered by Ameba 桜花賞とオークスの2冠を制した「天才少女」のアーモンドアイは、バンビ(子鹿)のような柔らかいフットワークで走ります。その溜息が出るほどに美しいフォームはあまりにも眩しく、私は才女のオークスでの…

帝王賞(2018年)に出走するJRA所属馬7頭をズバッと解説!ーーゴールドドリームは好走できるのか?

6月27日(水)、帝王賞(JpnⅠ)が大井競馬場のダート2000mを舞台に行われます。春の中距離ダート・チャンピオンを決める1戦は、JRAから7頭と地方所属9頭のフルゲート16頭が顔を揃えました。「地方交流重賞」の上半期を締めくくる春のダート・グランプリはど…

宝塚記念(2018年)は「前々+イン有利」なタフな馬場を活かしたミッキーロケットが快勝!ーー回顧

春のグランプリ・宝塚記念は、素晴らしいスタートから好位のインを取り切ったミッキーロケット(5歳牡馬・音無秀孝厩舎)が4コーナーで先頭に立つと、直線の外からグイグイと伸びてきた香港馬ワーザーを振り切り、1着でゴールを駆け抜けました。勝ちタイムは…

宝塚記念(2018年)は「良(稍重)馬場+スロー」を想定してステファノスに◎を!ーー予想

6月18日(日)の阪神競馬場は開催3週目にも関わらず、メインレースの米子S(OP・芝1600m)で1分31秒9のタイ・レコードがマークされるほどに芝が「高速」化しました。これは、梅雨の時期に入っても好天に恵まれたため、芝や路盤の含水率が低下したことによる…

牝馬の好走が目立つ宝塚記念(2018年)はヴィブロスとスマートレイアーの2頭に注目!ーー展望

春のグランプリ・宝塚記念(GⅠ・阪神芝2200m)は牝馬の好走が目立つレースです。過去5年のすべてで、少なくとも1頭以上の牝馬が3着内に入線していることから、ヴィブロスとスマートレイアーの2頭に期待が集まります。 好走する牝馬の共通点は? 2013〜17年に…

宝塚記念(2018年)は重馬場でなくともタフなレースになるのがデフォルトーー好走するための条件とは?

春のグランプリ・宝塚記念(GⅠ・阪神芝2200m)は「梅雨時+開催最終日」にレースが施行されることから、時計のかかるタフな芝コンディションとなるのがデフォルトです。同レースの過去10年における「レースの上り3F」からも、タフな決着となっていることがわ…